ノルマンディは森が多く、ルーアンから車で10分ほど
走るだけでも多くの緑に触れることができます。
 
夜間の森をドライブしていると、稀に動物と遭遇することがありますが、
人間の匂いが付くと群れから外されると聞いたことがあるので
彼らが去るのを待つか接触しないようにゆっくり徐行するようにしています。
地元の森にいる野生動物を保護している自然公園を訪れました。
森の中にあるこの公園は広い範囲を柵で囲われており、
柵内に動物たちがいます。
この柵は動物を逃さないためのものではなく、
人がむやみに餌を与えたり触れることがないよう二重に囲っているそうです。
 

▲森に生息する動物たち。キツネやアナグマもいるようです

 
イノシシの家族に会えました。
この春生まれたばかりのウリ坊がたくさん!
天真爛漫に動き回ってとっても可愛いです。
一度に2〜8匹出産するお母さんイノシシは、さすが肝っ玉母さんといった
貫禄でワイルドに子育てをしていました。

▲子供たちがしつこくすると、ブビーッと叱っていました

 
森の奥の方まで行き誰か姿を見せてはくれないかと静かに待っていると、
シカが来てくれました。
おそらくアカシカという種類の牡鹿です。
感動で思わず声を上げそうになるのを堪え、木の葉を食む様子をそっと見せてもらいました。
向こうもこちらに気付いていたようですが、警戒をしつつも危険がないと
判断したのかしばらくの間近くにいてくれました。

▲よく見ると左の角と耳が欠けています。戦いで負傷したのでしょうか

帰宅後、今日出会った動物たちを刺繍したいと思い、図案を書きました。
いつもこうして日常生活で目にしたものを刺繍のモチーフにしています。
これはウリ坊です。

君は次の干支だから、来年はENYOのお洋服に登場する・・・かも?

▲元気いっぱいに動く様子を表現しました

 
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ENYO  ソリアノ綾佳