今年は珍しく暑い夏で、なんだかこの陽気が永遠に続くような気分になりましたが、
やはり季節は静かに移ろっているようです。

日曜日、マルシェへ行く道で見上げた空の色が、夏のそれとは違って見えました。
真夏の空はもっと青さが濃く、雲もくっきりしていたのです。

▲ 曇りの日が多くなってきました

買い物リストは人参や玉葱などよく使う野菜を一通り、夏は葉物が多め、
秋はキノコの種類を増やし、果物は旬のものを…
たくさんのお店が並ぶマルシェですが、贔屓のスタンドは決まっています。

無花果が出始めました。
上段の緑色はプラム、隣にある小ぶりの黄色いのもプラムの一種でミラベルと言います。
酸味が少なく甘みが強いのでそのまま食べても美味しいのですが、
ミラベルの旬は8月下旬から数週間と短いので、手に入ったらコンフィチュールにしています。

▲スイカと無花果が並ぶ、今が季節の変わり目

アペロ(食前酒)のときにあると喜ばれるのが、小さなサラミ。
ここは様々な味付けのものを選んで買えるので、好みのものを混ぜて。

▲カマンベールにコンテ(チーズ)、クミン味など。敷いてある赤い布はノルマンディチェックと言うそう

お花屋さんには菊がたくさん。
日本ではお供えの花というイメージがありますが 所変われば、ですね。

▲菊のブーケ。こういうところにも文化の違いを感じます

バカンス明けの9月はフランスの新年度です。
学校や会社に新入りさんたちがやって来ますが、入学式などもないそうです。
フランスらしいなと思いましたが、その方が緊張もなく環境に入りやすいのかも知れませんね。

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ENYO  ソリアノ綾佳

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