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19.02.19

《リゼッタのアトリエを訪ねて》フィネットレース

リゼッタスタッフに聞いた、服づくりのことやおしゃれのことをお届けする「リゼッタのアトリエを訪ねて」。第2回目はレースのお話。これまで数々のレースアイテムを手がけてきたリゼッタ。今季も、新たなコレクションが加わりました。

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■見る人を惹きつけてやまないレース

ウェディングドレスやベールなど特別な日の装いから、日常的な洋服や下着の装飾として…様々なシーンで身につける人を彩るレース。

その手法は多義にわたりますが、いつの時代も見る人の目を惹きつけてきました。

願いや想いを込めたモチーフを、繊細な細工で表現したレースはまさに糸の芸術品。

「決してはなやかなものではないけれど、子供の頃応接間のソファや大切にしてたお人形についてる レースにいっぱいの想像力をひろげていたことを思い出す。そんなどこか懐かしいレースがいいなと思っている」

これはリゼッタが手掛けるレースについて、デザイナーからの言葉。

これまでワンピースやストール、ハンカチなど様々なアイテムにレースを取り入れてきたリゼッタ。 その中でも、裾にエンブロイダリーレースをほどこしたスカート「ロシェル」は現モデルで11代目となりました。

▲リゼッタの定番スカート、ロシェル

■重厚な建物を装飾するアーチ窓

今回リゼッタがつくったのは、フランス語で窓を意味する「フィネットのレース」。

西欧の石造建築ならではのアーチ型の窓にインスパイアされ、その美しさをレースで表現したいと思いました。

半円型のものや尖ったもの、交差したもの、フランスの街並みで目にする様々なアーチ。それを彩る幾何学模様の鉄飾り…重厚な建物を装飾する窓をイメージし、デザイン画は描かれました。

制作をお願いしたのは、リゼッタが信頼を寄せる国内の工場です。

生地に刺繍をしてつくる、エンブロイダリーレース。フィネットレースは、水に溶ける生地に刺繍し、 糸だけを残す手法でつくられています。

 

リゼッタが描いたイメージをかたちにするのは、日本では数少なくなった柄師と呼ばれる職人です。

デザイン画をもとにパンチ(紋紙)という図案を起こし、糸の通り道を決めていくのです。

今ではその技術をもつ人は少なくなったけれど、描く線の味わい深さはコンピューターではつくれないもの。その技術の尊さも服を通して伝えていけたらと、リゼッタは願っています。

*レース工場のお話、リゼッタサイトで詳しくご紹介しています。

■服になるとわかる、その価値

リゼッタが仕立てたのはワンピース、スカート、ブラウスそしてストール。レースのかたちに合わせて生地を裁断し、縫い付けています。

ラグラン袖のブラウスは襟元に、ギャザースカートは贅沢に裾にたっぷりと。 ワンピースには、襟元とともに袖口にもあしらっています。

▲縁飾りにレースを使ったシルクコットンのショール。ヴァニーユ、ヴェール、ノアールの3色展開です 

職人の腕次第で、レースの仕上がりは左右される。それは服になれば、より明らかになること。

デザイナーの思いがきちんとかたちになるのは、職人の誠実なものづくりへの姿勢があるからこそなのでしょう。

 ▲首元をレースで縁取った「アマーリア」

 ▲裾にレースをつけた、リネンシルクスカート「ミシェレ」

カテゴリ:リゼッタ, リゼッタのアトリエを訪ねて

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