イベント・ニュースや読みもの note
20.11.10
《MOORIT》「これが編みたい」スタッフの編み物レポート
自宅で過ごすことが増えた2020年。おうち時間を使って、今年こそ編み物を始めたい!という方も多いのではないでしょうか。ムーリットではビギナー向けの本「これが編みたい」(グラフィック社)に掲載の糸セットを、糸を新たに11月13日(金)より発売。今回は本を見てチャレンジしたスタッフの編み物レポートをお届けします。
■初心者も楽しめる、ムーリットの編み物ブック
「これが編みたい」は、編み針を持ったことがない方にもわかるように解説したムーリットのビギナーズブックです。
ご紹介している5作品はどれもビギナーさんでも取り組める、シンプルな技法で編めるもの。本には編み方が写真付きで詳しく掲載されていますので、安心してチャレンジしていただけます。
発行から5年が経っていますが、今でもお客様に愛されている本で私たちの中でも掲載作品にチャレンジしたスタッフが多数。
今回は、これから編み物を始めたい方の後押しができたらと思い、スタッフの編み物レポートをお届けします。ほぼ初心者のスタッフも、経験のあるスタッフも、楽しく編めたようです。
■メリヤス編みだけでできるショール/スタッフおがわ
- 編み物経験:★★☆
- 編んだもの:三角形のボーダーショール、まっすぐ編む2本取りセーター
リネンバードハバーダッシェリーとムーリットのWeb担当のおがわ。母親の影響もあり、高校生のころから編み物に触れていたそうです。
「そんなに難しいものは編まないけど、自分が編めるものを自分のペースで編むのが好きです。
このショールは人生初ショール。ショールと言ってもメリヤス編みだけなので、初めて取り組むにはぴったりでした」
ななめのラインをつくる増し目と減らし目。縁に並ぶ穴あきの透かし模様。このショールは、シンプルなデザインの中にも習得できるテクニックが盛り込まれています。
「増し目や減らし目、透かし模様、すべて一定間隔で登場するので、リズムに乗って編み進められます。
ずっとメリヤス編みだけど、ボーダー模様のおかげで飽きないのもいいところ。また編地の幅がどんどん狭まっていくデザインなので、終わりが近づいてきたことを感じられるのも、達成感があって嬉しいです」
今編んでいるのは「まっすぐ編む2本取りセーター」。身頃と袖をほぼ編み終わって、あとはそれぞれのパーツをつなげれば完成です。
「このセーターもほとんどメリヤス編み。太い針と太い糸で編むので、目数も段数も少なくどんどん進みます。本にはセーターの仕上げ方とカーディガンの仕上げ方が載っていますが、さっと羽織れるようにカーディガンにするつもりです」
■なんと5枚も編んだマフラー/スタッフやまもと
- 編み物経験:★☆☆
- 編んだもの:かのことリブのシンプルマフラー
リゼッタの物流と商品管理を担当しているやまもと。社内では珍しい男性スタッフです。編み物は、家庭科の授業で少し習った程度だったそう。
それでも今回見せてもらったマフラーは、編み目もきれいでムーリットスタッフも驚きました。
「『これが編みたい』が発売された当時、休憩時間に本をめくっていたらこのマフラーに目が止まりました。編んでみたい!と思い立ち、ムーリットのお店に足を運んで糸や編み針を揃えました」
「基本的には本を見ながら編み進めましたが、どうしても分からない時は社内の編み物経験者に聞いたことも。
マフラーのいいところは、サイズが多少変わってしまっても問題ないので、初心者でも気軽に取り組めるところです」
家族の分も含めて、全部で5枚!編んだそうです。手を動かしたのはほぼお昼休みだけでしたが、約3か月間で全て完成しました。
このマフラーは太い針でざくざく編めるので、初心者さんでも進むのが速いんですよ。
■憧れの模様編みにチャレンジ/スタッフわたなべ
- 編み物経験:★★☆
- 編んだもの:波柄のリストウォーマー
エンベロープオンラインショップ企画担当のわたなべ。マフラーやヘアバンド、帽子などを編んでみて、次に何を編もうか探していたそうです。
「模様編みをしてみたいと思っていたときに、このデザインと糸に出合いました。憧れていたレース模様を自分で編めることが嬉しくて」
このリストウォーマーは、長方形の編地を編んで、最後に輪にするつくり方。
「模様はありますがまっすぐ編めばいいので、初めての模様編みには挑戦しやすいデザインでした。自分が編んだ編地に模様が出てくるのが楽しくて、それが励みになりました」
編み終わったら、レース模様を綺麗に出すため仕上げにブロッキング(※)を行います。
「初めてのブロッキングでしたが、水にひたした後ピンで編地を止めたら、波柄のレース模様がくっきり出てきて嬉しかったですね」
編んでから3~4年経ちますが、今も現役で大活躍しているそう。指先がでるリストウォーマーはパソコンもスマホも使えてとても実用的。日常で使うものこそ、自分でつくると愛着もひとしおです。
※ブロッキング:作品を水にひたし、水をきった後に形を整えて乾かします。編地をふんわり仕上げる効果と、サイズと形、模様を整える効果があります。
■ムーリットスタッフも/スタッフくらち
- 編み物経験:★★★++
- 編んだもの:なわ編みの帽子
ムーリットスタッフのくらち。レッスンも担当しているムーリットのベテランスタッフです。これを編んだ5年前も編み物経験は豊富でしたが、新しい本がムーリットから出たら必ず何作品か編むと決めていて、この帽子をチョイスして編んでみたそう。
「今より手加減が安定していなくて、本より小さめに仕上がってしまいました」とのこと。ニットは伸縮性があるので、多少小さくなっても被れるのが嬉しいですね。
「ニット帽は、トップにいくにつれて目を減らして形をとがらせることが多いのですが、これは最初から最後まで目を減らさず、筒状に編み進めます。輪編みとなわ編みに慣れるための作品としてぴったりです」
トップをリボンで結んだりポンポンを付けたり。お子さんにもおすすめのデザインです。
■13日より糸セットの販売スタート
糸セットの販売は11月13日(金)から。5週にわたって1作品ずつ順にご案内します。
本を発売した当時とは扱う糸も変わりましたが、デザインのコンセプトに合う、今おすすめしたい糸でご用意しました。一度編んだことのある方も、また違う仕上がりを楽しんでいただけると思います。
ビギナーさんにも経験者さんにも、みなさんのこの冬の編み物計画のお役にたてますように。
カテゴリ:ムーリット