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2020.11.5

《きがるにソーイング》てづくりのインテリアを楽しむ

いざつくろうとなると、意外とつくり方がわからないのが「カーテン」。部屋の印象を変える存在だからこそ、自由に楽しめたら嬉しいもの。今回は簡単なカーテンのつくり方をメインに、クッションカバーなどとのコーディネートを楽しむレッスンです。クリスマスなど家に人が集まる時期や季節の変わり目にも。ぜひお試しくださいね。

■きがるに楽しむ、かんたんカーテンづくり

今回は簡単につくれる「スリット入りカーテン」と「カフェカーテン」のつくり方をご紹介します。

▲腰高の窓にちょうどよいカフェカーテン

どちらもラフなひだなしのカーテンなので、あっという間に完成します。丈や幅を調整すればどんな窓にもフィットするので、ぜひ気軽に模様替えを楽しんでくださいね。

▲(左)スリット入りカーテン(中)リボン結びのカフェカーテン(右)クリップで留めるカフェカーテンをご紹介します

■空間の仕切りになる、スリット入りのカーテン

玄関先や廊下と部屋の境目などに最適なのが、のれんのようなスリット入りカーテン。

玄関先でのやり取りでは家の中の目隠しにもなり、ポールで取り付けるため取り外しも簡単です。

幅の狭い部分に取り付けるため生地分量も少なく縫製も楽なので、気軽に気分を変えたい!という方におすすめ。今回はクラシックな柄がプリントされた、透け感のないコットンリネンの「シルヴァン」のライトブルーを使いました。

パターン&寸法の出し方

▲この布を2枚用意し、縫うだけ!

つくり方
《必要なもの》:ミシン、アイロン、はさみ、定規、チャコ、縫い糸、まち針

1.パターン通りに裁断した2枚の布を中表に合わせ、2枚を一緒に縫止りまで縫います。(今回は上から24cmのところを縫い止まりにしました)

2.1で縫った部分をアイロンで割り、縫止りから下は縫代分の3cmをアイロンで折ります。

3.2の縫代を上から下まで1.5cm幅の三つ折りにしてステッチ。

4.上端以外の残り2辺を、1.5cm幅の三つ折りにしてミシンステッチ。

5.上端にポールが通るように三つ折りをして、ミシンステッチ。
※生地が厚く縫いづらい場合は、三つ折りではなくロックミシンをかけて二つ折りにしてくださいね。

縫い止まりの部分は負荷がかかりやすいので、かんぬき留めをしても。

●完成

ポールに通して、取り付けたい部分にはめたら完成です。ポールは取り付けたい部分より少し長めに伸ばし、片側から入れ、もう片側をすこし押し込むように取りつけると外れにくいです。

▲片側をロープリボンで結んで、風を通しても

夏は清涼感のある薄手のリネンなどを使って透け感を楽しんだり。てづくりだからこそ季節に合わせて変えるのも楽しいですね。

■2種類の留め方で楽しむ、カフェカーテン

洗面所やキッチン、ベランダのない部分の窓など、ちょっと中途半端な大きさの窓って、家の中には意外と多いですよね。続いては、そんな場所にぴったりなカフェカーテンのつくり方をご紹介します。

▲家の中に意外と多い、腰高窓

生地は、スリット入りカーテンでも使った「シルヴァン」のレッドと、水彩画のような柄の「Paraウォーターカラー」のピンクを使い、2種類の留め方でカフェカーテンをつくります。少ない分量だからこそ、アクセントになる柄生地もおすすめです。

▲(上)「Paraウォーターカラー」ピンク(下)「シルヴァン」レッド

パターン&寸法の出し方

クリップ留めの場合は、使用するクリップの下から高さを測ります。巾はレールの長さを図ります。

採寸

巾は、目安として図った巾の1.3倍の寸法でつくるとちょうどよい仕上がりになります。こちらは目安なので、例えば計算した幅に生地幅が数センチ足りなかった場合や、小さな窓の場合は倍率を減らしても大丈夫です。

ただし、測った寸法ぴったりの巾にしてしまうと上手く窓を覆えないのでお気を付けください。少しゆとりを入れる事がポイントです。

パターン

つくり方

1.周囲をぐるりと1.5cmの三つ折りでステッチ

2.あとはクリップで吊るすだけ!

●完成

四方を縫うだけなので、あっという間に完成。シンプルなインテリアに華やかさとあたたかさが加わりました。

お揃いの生地でコーディネートを楽しむのも素敵です。

▲1.3倍の分量なので少しだけたるみます

●リボン結びアレンジ
上記ではクリップで吊るしていた部分を、共布のリボンで留めても。留め方で雰囲気が一気に変わります。

一般的なカーテンレールのフックにはリボンが入らないので、この場合はポールをご使用ください。リボンの場合、高さの寸法はリボンを結ぶ位置によるので、それもイメージしてから裁断しましょう。

つくり方
1〜1.5cm幅のリボンをつくります。1cm幅の場合は4cm幅の生地を両端が内側にくるよう均等に折り、ステッチすれば完成。そのリボンを上端に縫い付けます。10cm間隔程度でつけてくださいね。

完成

リボン留めだと、可愛らしい雰囲気に仕上がりました。para ウォータカラーの豊かな色彩がお部屋を明るくしてくれます。

■カーテンとクッションカバーのコーディネートを楽しむ

カーテンに合わせて、クッションカバーも手づくりで楽しんでも。以前ご紹介したピローケースのつくり方は、サイズを変えればクッションカバーにも応用できます。

前回のエプロンづくりでもご紹介したストライプ生地「ハミルトン」はインテリアにもぴったり。お気に入りのファブリックで、いつものお部屋を気軽にイメージチェンジしてみましょう。

▲「ハミルトン」を使用したクッション

また、リネンバードのお店ではお好みの生地でフロアクッションのオーダーもお受けしています。カーテンの生地とお揃いでつくったり、カーテンに合わせて生地を選んだり。あなただけのオリジナルのインテリアを楽しんでくださいね。

▲(右)クリップ留めカーテンでも使った「シルヴァン」レッドのフロアクッション
この記事で紹介したアイテム

カテゴリ:リネンバードハバーダッシェリー, きがるにソーイング

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