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21.06.03

《きがるにソーイング》必需品を一つにまとめて。マスクケースとハンカチ、ポーチのセット

リネンバードハバーダッシェリーのスタッフに教えてもらってつくる「きがるにソーイング」。今回は、このご時世でも気持ちがぱっと明るくなるアイテム。一度身に着けたマスクを取り外したとき、挟んでおけるマスクケースと、必需品のハンカチ、それらを一つにまとめてしまえるポーチのつくり方を教えてもらいました。

■おっくうなマスクも気分が上がりそう

マスク生活は、やっぱり大きな変化でした。少しずつ慣れてはきましたが、ついマスクを忘れてしまい、慌てて家にもどることもあったり。

今回、リネンバードハバーダッシェリーのスタッフに教えてもらったのは、マスクケースとハンカチ、ポーチ3つのつくり方です。

お気に入りの生地でつくれば、おっくうなマスクも出し入れするたびに気分が上がりそう。


■《生地選びと材料》生地は、ポーチに適した中肉の生地を

生地選びは、厚すぎず、薄すぎずの「中肉」の生地を選ぶのがおすすめ。

厚みについて迷ったら、お店のスタッフの方に確認して選んでください。オンラインショップでは商品ページに記載があります。

今回、生地の候補は表地と裏地それぞれ2種類を選びました。

一つ目の組み合わせは、表地「LIBECO ブルージュ ペトロル」と裏地「LIBERTY エアリーコット チェリー・ライプ」。

もう一つは、表地「LIBECO リパリ ストーンウォッシュ フラックス」と裏地「LIBERTY フランダースリネン ストロベリーシーフスプリング ブルーレッド」です。

▲リパリはお洋服から小物まで様々なアイテムにおすすめです

材料は以下を用意してください。

※天然素材は「地直し」によって生地が縮むので、余裕を持って60㎝分購入してください。地直しについては「きがるにソーイング第1回」をご覧ください。

≪材料≫
・表地=50㎝(生地幅90㎝以上)
・裏地=50㎝(生地幅90㎝以上)
・スナップボタン1.2㎝ 1組
・細めのひも 3㎝
・好みの飾りボタン中(直径1.5㎝くらい)
・好みの飾りボタン小(直径1㎝くらい)

≪必要なもの≫
はさみ、定規、まち針、チャコ、ミシン、アイロン、目打ち


■《パターンと用尺》生地用尺は50㎝。パターンは布に直接書いて裁断

今回もパターンの制作は不要で、直裁ちでできる直線のパターンです。

■《つくり方》

地直しした生地を上の図のように裁断します。

ポーチ

1.袋部分を縫う
表生地、裏生地、それぞれの袋の両脇を縫います。袋部分の縫いしろ上部1㎝は縫いません。裏地の生地は、返し口を6㎝あけます。

次に底部分のマチをつくります。1で縫った袋部分の両サイドの縫い代を割ります。底部分の角を開き、3㎝分のマチがとれる位置を縫います。

2.フタ部分を縫う

上端を中表に合わせて縫い合わせます。

次に、上端8㎝分をM字に内側にたたみ、アイロンでおさえます。袋部分の縫い代をよけて、図のまち針の位置まで重ねて縫います。

フタ部分のサイドを縫ったら、袋部分を一枚めくります。内側の袋部分の口の縫い代を中表で合わせ、端から端まで縫います。

3.返し口からひっくり返す

裏地の返し口からひっくり返します。角を目打ちで出し、アイロンでととのえたら、返し口をミシンで縫ってとじます。

図の位置に飾りボタンとスナップボタンをつけて完成です。(表地と裏地の2枚のみを拾い、内側を縫い止めないように)

マスクケース
次にマスクケースのつくり方です。裁断した生地を中表に合わせ、片方の短辺の中央部分に図のようにひもを仮止めします。

返し口を5㎝ほどあけて、周囲を縫います。縫いしろを0.5㎝にカットし、ひっくり返して目打ちで角をきれいに出し、アイロンで整えます。

布端から0.1~0.2㎝ステッチをかけ、ひもを付けた反対側の中央にボタンをつけて完成です。

ハンカチ
最後にハンカチ。周囲を0.5㎝幅の3つ折りにして縫います。

■マチ付きで容量たっぷり。短時間であっという間に縫えます

深さのあるポーチなので、マスクケースやハンカチのほかに必需品アイテムを入れても。ポーチは上下ともマスクの横幅に合わせたサイズになっています。

裏地付きで長く使えるデザインですが、短時間であっという間に縫えます。ポーチセットができたら、もう一つつくって、大切な人にプレゼントするのもよいかもしれません。

生地はエンベロープオンラインショップやリネンバードのお店でご購入頂けます。お気に入りの生地を2枚選んでこの機会にぜひつくってみてくださいね。

この記事で紹介したアイテム

カテゴリ:きがるにソーイング

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