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2020.11.25
《スタッフ買い物帖》LIBECOの生地「リパリ」でつくる、わたしの定番
私たちが愛用するアイテムをご紹介する「スタッフ買い物帖」。今回はスタッフこやまがLIBECOの定番リネン生地「リパリ」をご紹介、ジャンパースカートをつくりました。
■素材を楽しむ洋服をつくりたくて
洋服づくりが趣味の私ですが、年齢を重ねるほどつくる洋服も素材のよさを重視するようになってきました。今までは柄、織、イメージ先行で服地を選びがちでしたが、最近は「シンプルでもずっと愛せるような素材にこだわりたい」と思うように。
アンティークリネンの美しさからもわかるように、時間をかけて風合いが増すリネンは特別。長く愛せるリネンの洋服をつくりたいな、という気持ちにぴたりと合ったのがリネンバードハバーダッシェリーの定番生地「リパリ ストーンウォッシュ」でした。
無地だけど独特の雰囲気のあるリパリで「わたしの定番」になるような洋服をつくることにしました!
■なかなか見つからない、ニュアンスのあるリネン
リネンバードの定番生地「リパリ」。ベルギーリネンの確かな品質はもちろん、そんなことを知らなくとも、一目見たら手にとりたくなるようなニュアンスのある生地です。
ストーンウォッシュ加工をしているから、嫌味じゃないナチュラルなしわ感が生まれています。そしてくったりとした質感なので、ハリのあるリネンだと気になるしわも目立ちにくいんです。
リパリはリネン特有の凹凸感が特にきれい。上品で雰囲気のあるこの素材感は、探してもなかなか見つかりません。
■きれいな色と通年使える頼もしさ
リパリに特徴的なのが、きれいなくすみカラーの色展開。シルバー、アンテロープなどヨーロッパでつくっているからこその色使いにも惹かれます。
▲日本の色彩感覚とはやっぱりどこか違うような。(左から)シルバー、アンテロープ、パイロットブルー
きれいなカラーに惹かれつつも私が今回選んだのはブラック。というのも、季節を問わず使えるアイテムにしたかったから、飽きのこないブラックを選びました。さらに頼れるのは透け感のないほどよい厚み。真夏以外ならどんな季節でも身に着けられそうです。
■想像を膨らませる時間も楽しい
ずっとつくりたいと思っていたのがジャンパースカートです。小物やスタイリング次第でお出かけ着になるし、インナー次第で一年中着られるという、私の中のスーパーアイテム。
リパリを見ながら、画を描いたり、タックを寄せてみたり、鏡の前であててみたり。デザインを決めるまでも楽しい時間です。
と、いろいろと考えたけれど、結局つくったのはストレートシルエットのシンプルなもの。透けない厚みと自然な重みで、すとんとしたきれいな形を出してくれます。
後ろにはタックを寄せてくるみボタンを並べて。クラシックなポイントをつくりました。
■家に常備したくなる生地
リネンバードのお店に行くと、リパリを使ったサンプルが実はたくさん。洋服はもちろん、小物に、インテリアに、と幅広い用途でお使いいただけるのがわかります。
リネンバードのスタッフにリパリのよいところを聞くと、「質感、色見、用途など、いいところしかない!」と太鼓判。大人っぽいカラーと目が詰まっていて刺繡がしやすい生地は、刺繍作家の方々にも愛されているようです。
タンスの肥やしならぬ生地棚の肥やしにしても、思い立ったときの制作を助けてくれる存在になりそう。今回は黒にしたけれど、やっぱりきれいな色も欲しい!色があるうちに、もう何色か買い足したいなと思っています。
カテゴリ:スタッフ買い物帖
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