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18.02.13

〈Coffee journal vol.1〉コーヒー豆を挽くミルについて

エンベロープでは「みなさんに焙煎したてのコーヒーを日常的に楽しんでもらいたい」という思いから、定番のコーヒーを毎週、月替りのコーヒーを毎月、お届けしています。

おいしいコーヒーの時間を楽しんでいただくため、大阪のコーヒーショップ・エルマーズグリーンのバリスタがコーヒーについて教えてくれるコンテンツ「Coffee journal(コーヒージャーナル)」をエンベロープでも定期的に掲載します。

■ ミル選びでお悩みの方へ

ミルが欲しいけど「どうやって選んだら良いかわからない」「手動か電動どちらにしようか迷っている」など、ミル選びは悩みますよね。価格帯も幅広く、高いものを買うには勇気がいります。

ですが、ほんの少しポイントを押さえるだけで自分にあったミルを探すことができ、ミルがあるだけで挽きたてのコーヒーが楽しめます。

香りや味はもちろん、抽出の際にも「こうも違うのか!」と鮮度を実感できることでしょう。早く買っておけば良かったと後悔するぐらい。今まで粉で買っていた方、ミルをお持ちでない方、必読です。

■ ミルには手動と電動、2種類あります

【 手動ミル 】

手動ミルは手でハンドルを回しながら1杯ずつ挽いていきます。価格帯も比較的手頃なものも多く、安いものだと2,000円前後から。

美味しい一杯のためにゴリゴリと自分の手でゆっくりと挽く時間。豆を挽いてる振動や音、香り。

豆を挽き、コーヒーを淹れる過程をじっくりと楽しみたい方、外にも持ち出したり手軽なミルをお探しの方におすすめです。

◆ メリット
・安くて手軽
・持ち運びできる(外でも使える)
・自分で挽いているという体験

◆ デメリット
・1~2杯分の量しか挽けない
・時間がかかる

【 電動ミル 】

電動ミルはスイッチ一つで瞬時にコーヒー豆が挽けます。

量もたくさん挽けるので、一度に淹れるコーヒーの量が多い方や朝昼晩とコーヒーを良く飲まれる方には絶対に電動ミルをおすすめします。

価格は20,000~50,000円前後と高価ですが、中には業務用ミルを小型化したものなどもあり高性能で本格的。挽きめの調整も細かく素早くでき、「挽き目のサイズによって味わいが大きく変わる」という抽出の醍醐味が手軽に体験できます。

◆ メリット
・量を一気に挽ける
・挽きめの調整が瞬時に幅広く設定できる
・粒度が一定

◆ デメリット
・価格が高い
・置くスペースが必要

■ ミルの刃の構造は4種類

ミルの刃の構造には大きく分けてカット式コニカル、カット式フラット、臼式グラインド、プロペラ式と4つの種類があります。

今回はご家庭で美味しくコーヒーを淹れていただく事を考えて、カット式(コニカル&フラット)と臼式グラインドについてお話しします。

【 コニカル 】

コニカルとは「円錐(えんすい)体・形の」という意味で片方の刃が円錐状になっており、固定された刃と回転する円錐状の刃の間を豆が通る事で切り刻むタイプです。
コニカル
ハンドミルでも多く採用されていて、挽き目の設定の幅が広くエスプレッソ用に挽けるものもあります。
刃と刃で砕く事により粉の表面が多角的になり、お湯が浸透しやすく豆の風味を引き出し易くなります。

 

【 フラット 】

コーヒー豆を2枚の平たい鋭利な刃で裁断するようにカットして挽いていくミルです。
フラット
カット式は裁断するように綺麗なカット面なので抽出されたコーヒーははっきりとした味が出やすく、摩擦熱の影響も少なく風味も表現されやすいのが特徴です。抽出でははっきりと豆の個性が出せるので、浅煎りのスペシャルティコーヒーに向いているのかもしれません。

 

【 グラインド 】

上下2枚の突起の付いた刃で臼のように回転しながらすり潰すタイプです。
グラインド(臼式)
以前は摩擦熱がフラットに比べて発生しやすく、風味にダメージを与える事もありましたが最近の物はニッケルモリブデン鋼の刃(非常に硬い素材)を使用する事により速く挽く事で解決しています。今回紹介している中では一番断面が多角的(すり潰すタイプのため)なので、水分が最も浸透しやすく少し時間を掛けて抽出する深煎りのコーヒーに向いています。

■ おすすめミルを紹介します

とりあえず気軽に挽くことから始めてみたい、という方はこちらのミルがおすすめです。

HARIOコーヒーミル・セラミックスリム

▲ HARIO コーヒーミル セラミックスリム(商品ページはこちら)

 

電動ミルを探していた!という方はこちら

WilfaSvartNymaltグラインダー

▲ Wilfa Svart Nymalt グラインダー(商品ページはこちら)

 

刃の回転速度を落とし豆に摩擦熱を与えないような設計だったり、出来るだけ微粉を出さずに均一に挽けるものだったり、ドリップ〜エスプレッソまで幅広く対応しているものだったり、各メーカーから様々なミルが出ています。
風味・価格・デザイン・普段コーヒーを淹れるシチュエーションなどでお好きな一台をぜひ見つけてくださいね。


Author:[ELMERS GREEN] Keijiro Nomura

カテゴリ:エルマーズグリーン

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