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18.12.10

《つくり手ファイル》暮らしによりそう服とジュエリー/FRANCESCA AMAM LABEL×cobaco

洋服のつくり手米倉由賀さん、ジュエリーのつくり手小林さや香さんによる展示会が、二子玉川のshedで行われます。長年ともに活動する二人をつなぐ言葉が「日常」。毎日の暮らしの中でずっと愛着を身に着けてもらえるように、そんな思いをこめてものをつくります。

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■ずっと「ふくやさん」になりたくて

FRANCESCA AMAM LABEL(フランチェスカアマンラベル)。
デザイナーである米倉由賀さん自身が「なんともややこしい名前ですよね」というブランド名ですが、そこには自身の服づくりの歴史が刻まれています。

写真提供:FRANCESCA AMAM LABEL

米倉さんが「ふくやさん」になろうと決めたのは、小学生のころ。お絵描きノートにデザインを描き、人形の服をつくりながら、ひたすら服屋を夢見てきました。

旧姓から名づけたブランド「AMAM(アマン)」を立ち上げたのは、中学生の時。その後、服飾専門学校を卒業し様々な仕事を経て、お子さんを出産したことがきっかけで改めて服をつくるようになります。

アマンの新しいレーベルであり、大好きな映画の主人公の名前を合わせたブランド「FRANCESCA AMAM LABEL」のはじまりです。

写真提供:FRANCESCA AMAM LABEL

「いよいよ本格的につくろうと思った時には、すでに環境が整っていました。母が使っていた業務用のミシンやアイロン台などが、自宅にあったんです。

もともとは祖母が和裁、洋裁、編み物なんでもできる人で、母は洋裁と編み物を受け継ぎ、私は洋裁、妹は編み物を受け継ぎました」

その妹さんは、FRANCESCA AMAM LABELでニット製品を担当。今回の展示会では、アラン編みニット帽がお目見えします。

写真提供:FRANCESCA AMAM LABEL

▲米倉さんの妹meeeさんによる手編みのニット帽。ふっくらと弾力性に富んだ羊毛を生かして、しっかりとやわらかに編まれています。写真提供:FRANCESCA AMAM LABEL

■どんな人が、どんな時に着るのかを考えて

米倉さんの服づくりでユニークなのが、着てほしい人をイメージしてデザイン画を描くこと。

「友人やインスタで見かけた方などイメージする人は様々ですが、その人がどんな動きをするか、どんな時に着たいかなどを妄想しながら具体化させていきます。

そうすると、早い段階で完成形を産み出すことができるんです」

軽くて肩のこらないジャケットや、季節を問わず着られるカシュクール、普段の日にも特別な日にも活躍してくれるロングスカートなど、FRANCESCA AMAM LABELの服は自然と出番が多くなるものばかり。それは、細かいところまで着る人のことを思いやってつくっているからなのでしょう。

▲組み合わせを変えることで、年中着られる「カシュクールワンピース」。薄く軽やかな綿ローンの生地感と、細かく入ったギャザーが繊細な印象です

服づくりを仕事にしてから、お気に入りのノートに書きためたデザインは結構な数に。今だというタイミングで順番に服になり、旅立っていきます。

今回shedとオンラインショップでご紹介するアイテムは、3年前のノートから誕生したものです。

▲軽いのに暖かい!コットンウール素材の「ノーカラージャケット」。ドレープの出方が美しく女性らしく見せてくれます

▲ストンとしたシルエットに、ギャザースリーブを合わせてほどよく女性的に仕上げた「ギャザースリープブラウス」。素材には珍しい国産の麻が使われています

▲コットンでありながら光沢感のある素材を使った、普段の日も特別な日にも着られる「ギャザーロングスカート」。カシュクールと合わせて、生地の重なりを楽しみたい1枚

■ずっと身に着けたい、cobacoのジュエリー

今回の展示会のもう一つの主役が、cobacoのジュエリーです。

▲宝飾の仕事をしていた両親の影響もあり、ジュエリーデザインの道に進んだ小林さん。2010年よりブランドをスタートし、現在ご主人とともに活動しています。写真提供:cobaco

「cobacoのジュエリーは、私の洋服を引き立ててくれます。ジュエリーの魅力は、消耗品ではなく財産であるということ。そのことを見通した彼女のジュエリーを、これからもずっと大切に身に着けて、いつか娘に譲れたらと思っています」

という米倉さんの言葉の通り、cobacoのジュエリーは飽きのこない主張しすぎない繊細でシンプルなデザイン。そして、長い年月に耐えうることを大切につくられています。

写真提供:cobaco

▲自分好みの誕生石を選んでつくる「誕生石シリーズ」。写真は、ミル打ちという技法で小さな花のつぼみのように仕立てた「tsubomi ring」のデザイン。写真提供:cobaco

▲19個の極小ダイヤを3周にして敷きつめた「hosikuzuシリーズ」。2018年クリスマスのための限定アイテムです。写真提供:cobaco

もうひとつの魅力が、つけ心地のよさ。石を留める爪の部分を工夫して引っかかりを少なくしたり、リングの内側に丸みを持たせて指なじみをよくするなど細かい配慮がなされています。

■暮らしによりそう服とジュエリー

「ジュエリーは何の役にも立ちません。それでもちいさなリングの存在に助けられたり、心がちょっと潤うという人がいるという事実は尊いものだと思うのです。

みなさまの毎日に少しだけ彩りを添えることができたら、そう願いつつジュエリーのデザインを手掛けています」

ものづくりについてそう話す小林さん。米倉さんと共通する思いが、末永く身に着けられる日常のものをつくりたいということ。

「彼女のつくる服は、シンプルですが小技がきいていてとても着心地がいい。そして普段着にもよそいきにも使えます。

季節を問わず一年中着ることができますし、なにより自宅で簡単に洗えたり、アイロンをかけなくてもよかったり。ひとつひとつのアイテムから“長く使える日常着を届けたい”という思いが感じられて共感する部分が多いんです」

写真提供:cobaco

今回の展示会のタイトルは「-something in daily-」。

二人が手掛けるものを通して、毎日の暮らしにひそむ素敵な何かが発見できるはずです。

 

FRANCESCA AMAM LABEL×cobaco/-something in daily-

2018年12月18日(火)から12月21日(金)
11:00-19:00(最終日は16:00まで)
shed(東急田園都市線、大井町線二子玉川駅から徒歩約3分)

12月中旬より、FRANCESCA AMAM LABELのアイテムの一部をエンベロープオンラインショップにてご紹介します。

カテゴリ:エンベロープ, shed, つくり手ファイル

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