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24.02.21

〈家具のお話〉アーコールスティックバックチェア

エンベロープではヴィンテージ家具を取り扱っています。昔使っていた人たちがどんな生活を送っていたのか思いを馳せ、“生活にとけこむ” 家具をセレクト。
そのよさをより多くの方にお伝えできたらと、ヴィンテージ家具専任スタッフの「家具のお話」をお届けします。今回はイギリスの家具メーカーERCOLのModel391スティックバックチェアについてーー

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■3本のスピンドルの佇まい

アーコールModel391スティックバックチェアの一番の魅力といえば、正面から見ると座面の奥に消え入るように見える3本のスピンドル。そして、後ろから見るとその3本のスピンドルが、後ろ脚を連結しているつなぎ部分に収まっている佇まい。

この秀逸なデザインには、前後はもちろん、上から見ても、横から見ても唸らされます。外国製のものとは思えない小ぶりなサイズ感が、繊細なデザインをより一層、引き立てています。

まだ3Dを再現できるソフトがなかった時代の、それこそハンドライティングで何度も画いては消して、を繰り返していた時代に生み出された斬新なデザイン。

かといってけっして奇抜、というわけではありません。脈々と続くヨーロッパの家具デザインの歴史を踏襲した、使い手に安心感を与える温もりがあります。

その「温もり」はModel391が100%木部でできていることと無縁ではないでしょう。異素材を使うことが流行だった当時において、アーコールModel391は脚や背もたれの接合部も木製のくさびを用いており、金属ビス類は一切使用していません。

目に見えないところではありますが、こういったディテールにもその「温もり」を感じさせる秘密が隠されているのではないでしょうか。

■時代やインテリアを選ばない、独自の椅子

伝統を重んじつつも、流行を要所要所に散りばめて、独自のキャラクターを体現したアーコールチェア。その温かみとバランス感覚は、空間やインテリア、ひいては時代も選びません。

今回ご紹介するアーコールModel391スティックバックチェアは、経年劣化のためディスプレイ用になりますが、アーコールがリスペクトしてきた伝統と、独特のセンスを活かした先見性の融合を、存分に感じ取っていただけると思います。

アーコールチェアのディスプレイ品は、2024年3月6日(水)12:00までのご注文を送料無料で承っています(一部地域を除く)。

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カテゴリ:リネンバード, TLB HOME, 家具のお話

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