イベント・ニュースや読みもの note
掲載日:22.04.05
会期:04.08〜05.09
LISETTE/わたしだけのアニエス オーダー会 vol.3《生地のはなし》
リゼッタの定番のリネンのギャザースカート「アニエス」のオーダー会が4月8日(金)15時よりスタートします。今回で3回目となるオーダー会のために、7種類の生地をご用意しました。生地はどれも図案をおこし、試作を重ねてつくりあげたオリジナル。物語がつまった生地のはなしをお届けします。
■7種のオリジナル生地
リゼッタでは、これまで様々なプリント生地や刺繍生地を手がけてきました。すべて自分たちで描き、伝統的な技法や昔の柄を参考に色だしや素材選びをしています。
今回の受注会ではオリジナルのアーカイブ生地から7つをセレクトしました。「アニエス」のデザインや雰囲気に合う生地感や厚み、また秋冬の装いに合う色味のものに。
ひとつひとつに物語や歌、いつか見たような景色……そんなものにインスピレーションを受け、生まれた生地たち。物語がつまった素材のお話を、逸話とともにご紹介します。
■ボカージュ - 2013秋 -
人が森林を開拓し畑地と牧場をつくり小さな集落をつくる。動物と自然と共存しながらつくりだす風景(Bocage)を描いた柄です。
生茂る木々の中にオレンジ色のキツネの姿を描いています。フランス独特な田園風景をイメージし水彩画で描いています。
■フランボワーズ – 2014秋 -
産業革命の時代、手仕事が失われていく流れに警鐘を鳴らしたウイリアム・モリス。そのアーツアンドクラフツの精神に同調しラズベリーが実る枝を描いた柄。
可憐すぎない落ち着いた深い色調。
■セロ弾きのゴーシュ – 2020秋 -
カッコウや猫、狸にネズミの親子、ゴーシュが出会った動物たち。童話「セロ弾きのゴーシュ」をイメージし、物語に登場する動物たちとゴーシュを描きました。
切り絵のようなノスタルジックなモノトーンのプリント地は、古い技法オートスクリーンでプリントしています。
コラム「Gauche the Cellist ~セロ弾きのゴーシュ~」
■マリー – 2020春 -
マリーアントワネットが愛したという神話をモチーフにした「トワル ド ジュイ」をリネン地にプリント。
機械プリントではあっても、最終的には手仕事に近い生地つくりに。熟練の技術で、まるで時を重ねたような趣に仕上げました。
コラム「今だからこそつくりたかった布地≪トワル ド ジュイ≫」vol.01・vol.02・vol.03
■ヤドリギ – 2011冬 –
枯葉が落ち、1本の木に姿をあらわしたヤドリギとそのまわりを飛ぶ鳥を配して、冬の森を表現した刺繍。刺繍のふくらみにも差異があり、手描きされた原画の表情を再現。
夜空をイメージした深いブルーの綾織りリネンは青と黒のシャンブレー生地。奥行きのある色合いです。
■watage ムタール – 2011春 –
毎日毎日空にむかって旅立っていく、まんまるふわふわのたんぽぽの綿毛。空に舞う色いろな表情の綿毛をイメージして刺繍しました。
たんぽぽ色の「ムタール」に綿毛がふわふわとどこまでも・・・。
■watage アンディゴ – 2011春 –
リネン糸をインディゴと白で染めて、デニムのような仕上がりにしたリゼッタオリジナルの生地に、青空にむかって舞う綿毛を刺繍。
リネンらしいシャリがあり、コットンデニムとは一味ちがう表情です。
リゼッタ自由が丘、淀屋橋、鎌倉POP UP SHOPでも開催します。
カテゴリ:リゼッタ