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18.08.03
《スタッフ買い物帖》ハサミだけでつくる、リネンのフリンジストール
私たちが愛用するアイテムをご紹介する「スタッフ買い物帖」。今回はスタッフいしかわが、薄手のリネン「フィヨルド」でフリンジ付きストールづくりに挑戦したお話をお届けします。
■同僚のストールにあこがれて
ある日、社内のデザイナーが巻いていた写真のストール。
「やわらかくて気持ちが良さそうだな」と思って話を聞いてみると、なんと手づくり!しかも、ハサミで切るだけでつくったとのこと。
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▲端はフリンジ仕様
ミシンも、針も、糸も使わずに、お店で売っているようなストールがつくれることにびっくり。ちょうど夏の冷房による冷えで悩まされていたところだったので、教わりながらストールづくりに挑戦してみることにしました。
■羽のように軽いリネンで
このストールで使うおすすめ生地は「LIBECO フィヨルド」。薄手のリネンで最初はハリがありますが、洗いをかけるとガーゼのようなふわふわの肌触りに変化します。
二子玉川のリネンバードハバーダッシェリーで、200cm購入しました。生地の幅は140cmなので、幅70cm×長さ200cmのストールが2本できる計算です。色は悩んだ結果、グレーを選びました。
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▲透け感がとてもきれい。羽のように軽いんです
■まずは、生地をカット
まずはじめに、生地を半分にカットします。
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▲幅70cmになるよう半分に折りたたんで、真ん中のしるしをつけます
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▲生地の目に沿って、少しずつ真っすぐ切ります
半分に切ったら、生地の耳の部分を落とします。耳の部分が残っていると、デザインのポイントとなるフリンジがつくれないためです。
これでカットは終わり。幅70cm弱×長さ200cmの生地が2枚とれました。
■デザインのポイント、フリンジづくり
ここからの工程は、道具も使いません。使うのは、自分の「手」のみです。
カットした生地の、四辺の糸を抜いていきます。抜いた分だけフリンジの長さが長くなりますので、自分好みの長さになるまでひたすら抜きます。
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▲はじめは、適当に引っ張るだけでもきれいに抜けます
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▲だんだん抜けにくくなるので、1本ずつ、生地を手繰り寄せながら、まっすぐ引き抜きます
1枚は約4cmと長めに、もう1枚は約1.5cmと短めにしてみました。
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▲左:4cmフリンジ、右:1.5cmフリンジ
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▲折りたたむとまた雰囲気が変わります
■最後に水通しを
あのくったりと柔らかな肌触りをつくるには、生地の糊を落とす水通しは不可欠。洗濯機にいれて、生地が泳ぐくらいのたっぷりの水で2~3時間つけ置いたあと、普通に洗濯をします。
日陰で干して乾いたら、もう完成です!
■さっそく巻いてみました
白いシャツに合わせて、さっそく巻いてみました。長さ200cmなので生地はたっぷりだけど、薄手で軽いので夏のファッションでも軽やかです。
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▲1,5cmフリンジの方を、ぐるぐる巻きに
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▲4cmフリンジの方を、さっと羽織ってみました
フリンジは、洗濯するとちぢれて写真のようになります。一回洗ってしまえば、切りっぱなしでもほつれる心配はほとんどないそうですよ。
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▲左:4cmフリンジ、右:1.5cmフリンジ
同僚のストールと比べると、柔らかさはまだまだ。水通し→乾かす工程をあと何度か繰り返すと、よりくったりとした質感になるそうです。
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▲何度も何度も繰り返し洗ったストール(左)と比較。まだハリがあるので、折りたたんだときに少し高さがでます
■手づくりって楽しい!
2本できたストールは、今回のストールづくりを手伝ってくれたスタッフと1本ずつシェアすることにしました。
普段ソーイングをほとんどしないのですが、手づくりの楽しさに少し目覚めた今回のストールづくり。涼しくなってきたら、次は編み物にも挑戦しようかな…と考え中です。
カテゴリ:リネンバードハバーダッシェリー, スタッフ買い物帖
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