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20.06.17
《スタッフ買い物帖》上半期私の買ってよかった第1位、吉實の包丁
私たちが愛用するアイテムをご紹介する「スタッフ買い物帖」。今回はスタッフわたなべが吉實の「ステンレス洋庖丁」をご紹介します。
■包丁を替えただけで…
包丁のつくり手吉澤和さんにお話をうかがった時から、買おうと決めていた洋庖丁。使い始めて数か月経ちますが、未だに台所に立つのが楽しいのはこの包丁のおかげです。
切れるとは聞いていましたが、想像を上回る切れ味でした。
ブロッコリーの根はすっと、じゃがいもやりんごの皮はしゅるしゅるっと、輪切りにしたきゅうりがつながってるなんてこともない(以前は見事なほど連結してました)。
野菜ってこんなに素直に言うことを聞いてくれるんだって、驚かされっぱなしです。もう上達しないんだろうなと諦めていた料理の腕が、少しあがった気がします。包丁って大事だったんですね。
■これで切ると、水っぽくならない
もう一つおおっと思ったのが、切った素材がべちゃっとしないこと。これがOXYMORONのスタッフから聞いた、野菜の繊維をつぶさないってことかと実感しました(OXYMORONのスタッフのほとんどが吉實愛用者です)。
だから、キャベツの千切りも水にさらさずにパリッとなります。
薬味にする小ネギや生姜なんかもそう。保存容器に入れて冷蔵庫から出しても、ペーパーで拭かずにそのまま使えます。
包丁をストンと落とすだけ。それだけでべちゃっとならずに、切りたいように切れる理由は、吉澤さんがそうなるように仕上げているから。
そのおかげで、千切りは拍子切りにみじん切りは粗みじん切りになっていた私も、以前よりましになりました。もともと上手な方はさらに美しく切れるはずです。
■しあわせな気持ちにさせてくれる道具
私が購入した6寸は20,900円(税込)です。価格だけで比べたら量販店の包丁の方が安いのだろうけど、でもそれだけの価値があります。
2020年上半期、買ってよかったもの第1位。毎日しあわせな気持ちが味わえていい買い物をしたと思っています。
こちらの紹介記事でも触れていますが、吉實の包丁は「切れる」だけでなく「研げる」包丁です。なので切れ味が落ちても、研げば復活します。まさに一生もの。
「ちょっとやそっとじゃ壊れないからご自分で研いで大丈夫ですよ」と吉澤さんはおっしゃってましたが、その時が来たらやっぱり持っていこうかなと。
自信がないからでもあるのですが、「こんなにいいものをありがとう」とお礼を伝えられたらと思っています。
カテゴリ:エンベロープフードホール, スタッフ買い物帖
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