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16.02.10
コホロ淀屋橋店 清岡幸道・濱野太郎展
ただいまコホロ淀屋橋店で、清岡幸道さん(陶器)と濱野太郎さん(織物)の2人展を開催しています(2月15日まで)。素材もそれを表現する方法も違う二人が織り成す世界をどうぞお楽しみください。
■清岡幸道さんと濱野太郎さん
去年12月に、コホロ二子玉川店で企画展を行った清岡幸道さん。
滋賀県信楽町を拠点に、ほぼ地元の土や釉薬を使って作陶しています。
作家になる前は20人もスタッフがいる作陶所に長く勤め、工場長としての経験も。
そこではできなかったことをかたちにしたいと、
表情のある作品をつくりつづけています。
現在はガス窯を使っていますが、
いずれは信楽ならではの穴窯でも制作したいそうです。
一方、濱野太郎さんはイラストレーターとして雑誌を中心に活躍した後、
画家を経て織りの世界に入りました。
デザイナーと職人の狭間のような感覚も持った方です。
濱野さんは羊毛を洗うことから織りまでご自身で行っています。
洗った羊毛は染色し、時にはそれを混ぜ合わせて
自分がイメージする色をつくり出します。
長い道のりを経て完成したその作品は、
とても複雑な色使いでまるで一枚の絵を思わせます。
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どんな織り方にするか色にするか、織りながら決めていく濱野太郎さん。その作品は絵を描く人ならではの織物。
■5年前のクラフトフェアをきっかけに
そんな2人は、2011年千葉県で行われたクラフトフェアへの
出店をきっかけに交流が生まれました。
コホロではそれぞれの展示を行ってきましたが、
いつか2人で展示ができたらな・・・と
冗談まじりに話していたのが今回現実になりました。
今展のために清岡さんは、濱野さんの作品が
映えるように大きめで質感のある花器をつくりました。
複雑な色使いで表情豊かな焼き上がりです。
そのほか、清岡さんらしいシャープなフォルムのリムボウルも。
こちらは盛鉢としても使える大きめのものから、
取り鉢にちょうどいい大きさのものまで用意されています。
濱野さんはウールやカシミヤ、キャメルなど様々な素材や色の作品を用意。
春先まで活躍してくれるストールが充実しています。
清岡さんの作風に合わせて、黒やグレーなどシックな色合いの作品も。
眺めている時も、纏った時にも美しい濱野さんの織物は、
光の加減や動きによって印象が変わります。
ご来場の際はぜひ合わせてみてください。
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大判のストールは春先の羽織ものとして。コートがわりになるくらいあたたかです。
***
お二人の作品は、2月15日までコホロ淀屋橋店でご覧いただけます。
詳細はお電話やメールでお気軽にお問合せください。
カテゴリ:コホロ
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