スタッフこぼれ話

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深夜の保存食づくり

昔から暇があると何かやることを探してしまう私は、自他ともに認める多趣味人間です。そんな趣味のひとつが、保存食をつくること。思えば就活中の大学生のときから、趣味欄に‟保存食づくり”と書いていたので我ながら年季が入っています。

▲栗の渋皮煮。重曹を使わないレシピで頑張りました

つくりはじめるのは、ほとんどの場合が深夜です。家族が寝静まったあとに、私だけの時間がはじまります。

渋皮煮をつくるために30分茹でる→汚れ・筋とり→30分茹でる…を10回近く繰り返したり、アンチョビをつくるために100匹くらいのシコイワシの下処理をしたり。ただただ目の前の作業に集中できる時間が、ただただ楽しいんです。

どんな味になるんだろうとか、それを使って何をつくろうとか、誰と一緒に食べようとか、そんな未来のことを考える心地よい時間とともに夜が更けていきます。

▲アンチョビは、発酵後に残った液体も魚醤として料理に使います

その日にできあがるものもありますが、半年後、一年後になるものも。時間をかければかけるほど味はとびきりおいしくて、ほとんどのものが長く楽しめます。こんなやりがいのある趣味なので、きっとこれからも続く気がします。

というわけで、今月は初めてカラスミづくりに挑戦しようと思っています。(魚屋さんでボラの卵を予約済み!)