スタッフこぼれ話

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炊飯器との別れ

去年の夏、炊飯器との別れが急に訪れました。ごはんを炊こうと、米を研いで水に浸し、スイッチを押そうとするも何も反応しない。あぁ、予期せぬ出費……と軽く落ち込み、翌日、戸棚の奥に伊賀焼の土鍋があるのを思い出しました。

いつもどおり水加減をして、中火約10分+弱火13分(そのあと蒸らし)で炊飯。
それから土鍋生活が半年以上続いて、今年の3月で8か月目に突入。炊飯器のタイムマネジメント力は素晴らしいものと思っていたのに、土鍋生活が板についたようで不思議でなりません。

▲「パクチーときのこの炊き込みご飯」がお気に入り

継続の理由を探ると、炊飯時間の短さとごはんの美味しさ。たまに慌てて早めに火を消してしまっても大失敗することなく、土鍋の蓄熱性で静かに加熱してくれるのです。

調べたら、伊賀焼の陶土となる土に潜んでいたプランクトンなど有機物が、土鍋の焼成時に気泡を生み、土中の空気の逃げ道をつくることで耐火性が高くじんわり火を通せるそうです。(プランクトンよ、すごい!)

そんなことがあったからか、お店で伊賀焼の鍋が売れると「わかります!土鍋は伊賀焼ですよ」と強く思うのでした。

▲かたちが丸く、ごはん向きなので気になっています