スタッフこぼれ話

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わたしの「ととのう」

最近「整う」「ととのう」って言葉をよく聞きますよね。エンベロープでもゴールデンウィーク前に、こんな特集をしてみました。

「整う」を国語辞典で調べると以下の通り。

・必要なものがすべてそろう。
・きちんとまとまった状態や形になる。調和がとれる。
・交渉や相談がまとまる。
(出典:デジタル大辞泉(小学館))

けれど最近は、心が落ち着いていて健やかな状態になること……みたいな意味で使われることが多いように感じます。

一方で、サウナ愛好家がよく使う「ととのう」(サウナまわりの方たちは必ず平仮名を使います)は、サウナと水風呂の温冷刺激が自律神経に作用することによって起こるリラックス状態だそう。気持ちの問題だけではないんだ!と知った時に驚いた記憶があります。

私にとっての「ととのう」ってどんな時だろうなと考えたとき、ふと気付いたのが、鍋磨きをしている時間。中尾アルミさんから教えてもらったスチールウールスポンジに出合ってからは、その焦げ落とし力に感動して、時間を見つけては鍋磨きをするようになりました。

特に時間が経ってしまったしぶとい焦げに出合うと、1時間以上ひたすら無心で磨き続けます。これだけ深い集中をすることって、他にはあまりないかもしれません。

そして鍋磨きのよいところは、成果がはっきりと見えるところ。磨き終わってピカピカになった鍋やフライパンを見ると、気持ちもスッキリするものです。

この深い集中からのスッキリ気分は、私にとっての瞑想に近いような「ととのう」時間。調理道具がきれいになって一石二鳥ですし、我ながらよい趣味を見つけたなと思います。