2021.9.26
カセットテープの質感
3年程前から、カセットテープに好きな音楽を録音することにハマっています。人へ渡すためにつくったり、そのときの気分を何らかの記録として残そうと編集しています。
思い返すと、小学生くらいの頃もカセットテープへの録音を楽しんでいました。
そのあと、MDプレイヤーの時代に突入。細かく曲名を書き込んだラベルを貼って、MDディスクをわざわざ持ち歩き、入れ替えていたとは信じがたいものです。
雨が降る日はどうしていたんでしょう。MDを手紙封筒に入れて友達と交換したこともありました。
あの頃は、「音の質感が好き」という理由でカセットテープを聴くなんて想像もしませんでした。
レコードのように細かい音が聴こえたり、演奏の厚みに圧倒されることはないですが、ポケットサイズのカセットテープは見た目以上にパワフル。
再生ボタンを押すと、ガチャ!とセットされ、少し乾いたような独特のあたたかい音が流れてきます。
気がかりなのは、早送り、巻戻しが速すぎること。俊敏な動きによって壊れるんじゃないかとヒヤヒヤします。しかしこれぞカセットテープ!(そう思うことにしました)意味のないことをしている気がしつつも愛おしいアイテムです。