スタッフこぼれ話

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苔の森を訪ねて北八ヶ岳へ

最近は年に数回ペースですが、10年ほど前から山登りが趣味です。そんな話をすると「一番好きな山は?」とよく尋ねられるのですが、いつも迷わず「北八ヶ岳」と答えます。

そんな北八ヶ岳に位置する天狗岳に、先週登ってきました。

この山の何が好きかというと、道中の苔の森の美しさ。普段見ることのできない苔や植物を眺めながら、心地よいひんやり湿った空気を感じると、どんな場所にいるよりリフレッシュした気持ちになります。

▲登山口入ってすぐ、こんな森に出合えます
▲苔から生えている芽?にときめきませんか
▲山を登って高い場所にも、岩肌の間から植物が

1日目は苔・植物観察をしつつ、途中まで登って山小屋泊。2日目は朝5時に起きて、6時半には出発。体力がないので無理せずゆっくりと歩いて、無事登頂することができました。

西天狗岳、東天狗岳ともに、景色は抜群。道中の苔の森だけでも大満足なのに、こんな眺望まで楽しめるのが北八ヶ岳のいいところなのです。

▲稜線歩きがたまらなく気持ちがよいのです
▲中途半端なポーズですが、登頂!

私にとって山登りには、どんな気分の時だって心をうるおしてくれる、圧倒的なパワーがあります。今はたまにしか登りに行けませんが、この“たまに”が日々のなかで定期的にあることがとても大切。心身ともに安定した自分でいるための、よい趣味に出合えたなぁとたびたび思います。

今回の山行ですれ違ったのは、平日だったこともあって50~70代の先輩たちがほとんど。30代の私でも(20代の時もですが)しんどいなぁと思いながら歩く山道をゆっくりと、人によっては私の倍速スピードで(!)登る方も。

私も30年後もこうやって山登りを楽しめるくらい、体力をつけないと。そんな決心をしつつ、東京へ戻ったのでした。