2022.3.27
わたしの最近の2冊
スマートフォンを見る時間が増えるにつれ、本を読むのが苦手になっています。これはまずいぞと意識的に読むようにしてまして、最近はこちらの「三行で撃つ」(CCCメディアハウス)を読みました。朝日新聞の記者が書いた文章の本です。
普段スタッフの原稿をチェックしているので、文章の書き方の本や記事は割と読むのですが、その多くで重視されているのが「わかりやすく伝えること」。私自身も「ここ伝わりづらいからわかりやすく」といった校正をよく入れます。
なのですが。
わかりやすくは大事なことだし簡単にできることではないのだけど、それだけを考えていると、なんだか文章ってつまらなくなってしまうよなーと思うのです(いやいやまだまだわかりづらいよと思われていたら、お恥ずかしいのですが)。
「文章は、見えなかったものを見えるようにすること。文章は、見えていたものを見えなくすること」そう書かれているこの本は1回読んでわかった!とはならず、折に触れて読み返したくなる1冊でした。
そしてこれから読むのが「解きたくなる数学」(岩波書店)。書店で見かけて思わず買いました。
私は子供の頃から本当に算数が苦手で。お肉屋さんへ買い物に行き「おつりはいくら?」とクイズを出されてフリーズしてしまうような子供でした。
そんな私でもこの本に興味をもったのは、問題がわかりやすいから。計りの上に山盛りのナットの数や、ちょっとだけ開いた窓の面積など日常で目にしそうな場面と数学が結びついていて、解きたくなってしまうのです。
とはいえ実際解いてみるとなかなか難しいのですが、正解にたどりつくことだけでなく普段使わない頭の使い方をすることにも意味があるはず。そう思いながら挑んでいます。