スタッフこぼれ話

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コウケンテツさんの本

コウケンテツさんの「本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ」
を読みました。

タイトルを見た時、はいはい!私のことですと心の中で手を挙げたこの本、読みながらうなずきっぱなしでした(我が家は夫もごはんをつくってくれるのですが、それでもしんどいのです……)。

中でもよく言語化してくださったと思ったのが「ごはん作りとは、孤独な自分自身との戦いであり、根拠のない罪悪感との戦い」という言葉。

そうなんですよね。「成長期の息子の栄養は足りてるのか」「魚や野菜料理をもっとつくるべきなのか」「休日のお昼はファーストフードが多い気がする……」

そうやって根拠のない罪悪感によって、自分を疲れさせていく感じ。家族から文句を言われたわけではないのに、自分にプレッシャーをかけてごはんづくりが憂鬱になってしまう感じ。

だから、いつもおいしくて栄養バランスのいいごはんをつくっていそうな料理研究家の方に
「しんどいですよね、うちもそうですよ」って言ってもらえてなんだか親近感がわいたというか救われた気がしました。

ちょうどそんな折も折、以前取材させていただいた方も「ご飯をつくるのが面倒なんて事が多々あります」とおっしゃっていて、あんなに素敵に暮らしてる方も!?とやはりなんだか安心したというか心強くなりました。

日々つづくごはんづくり。

自分の気持ち次第ならば、買ってきたごはんも罪悪感をもたずに食べた方がいいし、素敵な器やキッチン道具を買ってモチベーションをあげるのもよさそう。とにかく自分が楽しめることを大事にしようと思います。孤独な戦いに負けないように。