スタッフこぼれ話

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体験がもたらす世界

先日、エンベロープの寝具店から、新規の寝具アイテムをご購入いただいた方に使い心地のアンケートを送り、その書いてくださった返信をひとつずつ読む機会がありました。

▲金沢の寝具店ISHITAYAに取材へ行った時の写真
▲ウールのベッドパッドをミルフィーユのように重ねた、この布団以上の気持ちよさにはまだ出合っていません

「眠り」というテーマと日々向き合っていて思うのは、睡眠は身体や心の調子、年齢、生活スタイルなどと密接で、とても個人的なものであること。これはおすすめしたい!と、自信を持ってお伝えしているわけですが、寝具環境はそれぞれあります。正解はひとつじゃないのかもしれないけど、できればそれに近い提案をしたい。

そんな思いがあったので、気に入って使ってくださる様子に安堵したところがあり、気持ちよさを共有できたこともうれしく思いました。

どんな組み合わせで使っていらっしゃるのか、どんな悩みを持っているのかも知ることができ、気軽に書いてくださること自体がとてもありがたく、お客さまとのつながりを感じました。

眠りのことを正確に捉えるために色んな資料やブランドの考えに触れるたび、寝具は人の価値観までも内包しているのだということを感じます。

いただいたアンケート回答の中に「どんなものか使ってみたかった」と書いてくださった方がいて、個人的に、自分のふだんの買いものの理由とも重なって、琴線に触れるところもありました。

▲取材の際、ISHITAYAのゲストルームに置いてあった本です。取捨選択して豊かに暮らす実例は心に残りました

エンベロープで来週から始まる旅企画も、まさに体験を表すもの。暮らしの道具も、旅の時間も出来事も、感情も、未知なことがあるはず。そういう体験がもたらす知の時間をもっと増やしていきたいなと思います。