2022.10.09
歩いていける、お気に入りの場所
コロナ禍の外出自粛に身体が慣れてしまったこと、子供が小さいこともあって休日はもっぱら歩いていける場所ばかりで過ごすようになりました。変わりばえのしない暮らしだなぁと思うのですが、結局いつも同じような休日を送っています。
そんな中でも月に一回は必ず行く、お気に入りのカフェがあります。ふとしたきっかけで行くようになったのですが、どことなくイギリスやフランスのお菓子を彷彿とさせるおいしい焼き菓子と、気取らないのに素敵な雰囲気に魅了されて、気づけばかれこれ2年ほど通っています。
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お店の方の距離感がちょうどよいのも、通いたくなる大きな理由かもしれません。よく来ているのは知っているけれど踏み込まない、それでいて小さい子供を気遣ってくれて、特等席のようなお店のソファー席をあけてくれるよう計らってくれる神接客です。
家からものすごく近いわけではないのですが、家族と話しながら歩く時間も含めて「そのカフェに行く時間」になっています。気づけばこの2年半でそういう場所がだんだんと増えてきたことに最近気づきました。
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引越しの多い人生で「地元」がなく「地元」に憧れるわたし。調べてみると、居住している土地や、深い関わりのある土地も、「地元」と呼ぶそう。お気に入りの場所が増えていくことで住んでいる場所に愛着が湧いていく過程が、これって地元の第一歩?と思えて、嬉しくなりました。
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