スタッフこぼれ話

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暮らしに溶け込むデザイン

最近引っ越しを控えていて(といってもまだ家も決まっていないのですが)、インテリア欲がふつふつと高まっています。

正直今まであまりインテリアには興味がなく、部屋を居心地よく整えたくとも「どこから手をつけたら?」状態。ひとまず自分の好きなテイストの部屋の画像を集めたり、Instagramを眺めては妄想を膨らませています。

▲憧れの前川國男邸。出窓のある部屋っていいですよね

先日、21_21 DESIGN SIGHTで開催されている「The Original」展へ行ってきました。
ディレクターたちによって、世の中に影響を与えると定義されたプロダクト150点ほどが集まった展示です。

デザインのよさやすごいところって、普段何気なく使っているものに「意図」や「思いやり」がこめられているところ。昔はただなんとなく「素敵だな」とか「かっこいいな」と思って見ていたものの裏側には、デザイナーの緻密な計算や思いがつまっている。

昔それに気が付いたとき、なんだか感動したことを覚えています。

▲お酒を飲む人のためにデザインされたという椅子
▲よく見る魚のスポンジは、かわいいだけでなく握りやすく洗いやすいかたち

今名作として受け継がれているプロダクトでも、時代の影響を受けていることもあります。
その時代でなければ生まれなかったものが、歴史的コンテクストから離れて、今では当たり前のもの、スタンダードなものとして広く普及していることを思うと、なんだか不思議な気持ちになります。

ただおしゃれだとかかっこいいとか、そういった視点でモノを買うのももちろん楽しいけれど、「本物」の持つストーリーも含めて手元に迎え入れたい。そう思えるものたちに囲まれて暮らせたら、心も豊かになれる気がします。

展示を観ながら、そんなことを考えました。

▲わたしはどうやら、丸いものとカラフルなものに惹かれることがわかりました