2023.6.11
ドイツ菓子愛
菓の辞典を少しずつ読んでいるのですが、たびたび登場するドイツ菓子を見ると、新卒で入社したドイツ菓子屋さんを思い出します。
当時、1次面接で「1番好きなお菓子はシュトーレン」と答えて先輩社員に「こいつ、わかってるな……!」と認められ、最終面接で当時組んでいたバンドの自作曲(!)を流してプレゼンするという思い出すだけで震える黒歴史を経て、70名いた同期のうち定員1名の企画職の内定をもらった時は誇らしかったのを覚えています。
在籍中は菓の辞典にも登場するレープクーヘン、シュトーレン、クラプフェン、シュヴァルツベルダーキルシュトルテなどたくさんのドイツ菓子を職人と二人三脚で商品化して、味見味見の日々。特にバウムクーヘンは一生分どころか十生分くらい食べました。
辞めた後も、冬になると全国のシュトーレンを食べきれないほど買い漁って家族に苦言を呈されたり、個人的にシュトーレンの食べ比べイベントを開催したり。ドイツ菓子愛はずっと続いています。
この偏愛的な気持ち、実は最近ちょっと忘れかけていたのですが、この本が思い出させてくれました。せっかく好きになって知見を深めたものですし、これからも細く長く愛でていきたいものです。
この文章を書いてたら、久しぶりにバウムクーヘンが食べたくなりました、仕事帰りに買いに行かないと。