スタッフこぼれ話

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グリーンウッドワーク

友人との定例会で、木製スプーンのワークショップに参加してきました。私は初めてで、友人はスプーンを30本程つくっている活動歴3年のベテランさん。

使用する道具は斧と2種類のナイフのみで、やすりなどを使わず堀り目の凹凸を消して滑らかな表情を目指します。

▲伐ったままの生木(水分を含んで柔らかい)を材料にします。この日は桜の木でした

ワークショップの先生と友人に教わりながら、手伝ってもらいながら削ること3時間。初心者だったということもあって、手や腕の力を酷使しすぎてその日の身体はひどい倦怠感に......。

▲原木からこの状態まで先生が進めたくれたものを元にワークショップはスタート

私が手の疲れに根を上げると先生がさっと手伝ってくれるのですが、同じものを削っているとは思えないほど軽やかな所作でした。

▲迷いなくサクサクと刃が入る先生の手。道筋が見えているという表現がぴったり
▲こちらはきめ細やかな先生の作品。木の種類によって扱いやすさ、年輪の複雑さが異なるのだそう

3時間だけではスプーンは完成しないので、続きは家でこつこつと進めています。

年輪の流れに沿ってナイフを当てると滑らかに彫れ、中心部になると方向が難しくなるなど、感覚で理解する面白さを楽しんでいます。

▲ワークショップ3時間後のスプーン。いちばん左が私のです

友人に続けている理由や魅力を聞いたら「まず木が好きなこと、場所や時間を選ばず自分のペースでできること」なのだとか。

上手に削れた時は、木くずまで綺麗なことも知りました。いつか完成したスプーンをみなさまにお披露目できたらと思っています。