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17.10.30

《SHOP STAFF LESSON》ハンカチにアルファベットを刺繍する

暮らしについておしゃれについて、ショップスタッフがレクチャーする連載「SHOP STAFF LESSON」。今回のテーマは「ハンカチにアルファベットを刺繍する」です。ハンカチを新調したら自分のイニシャルを刺繍、そんな習慣ができたら素敵ですよね。

■リネンバードスタッフに教えてもらいました 

今回は私のようにソーイングが苦手な人でも気軽にできる、アルファベット刺繍をリネンバードスタッフに教えてもらいました。

▲お気に入りのハンカチ3枚に刺繍しました。(左から)布博で購入したヴィンテージのハンカチ、リゼッタのムシュア・ダンテルLIBECOのコンフィチュールミニ

▲教えてくれたのはリネンバード手芸部門のスタッフ西田。リネンバードの洋服や小物のキットのデザインからパターン作成まで担当しています

●使った道具

今回使ったのはこちらです。

▲(左下から時計まわりに)刺繍枠10cm刺繍針、DMC25番糸、トレーシングペーパー、複写紙、OPPフィルム(透明セロファン)

●図案を写す

(1)トレーシングペーパーにアルファベットの図案を写します。

(2)ハンカチの上に複写紙、(1)のトレーシングペーパー、OPPフィルムの順に重ねて、ボールペンで図案をなぞります。

▲ずれないようにマスキングテープなどで固定しましょう

▲くっきりと文字が写りました!

■刺繍その1:チェーンステッチ

鎖のように輪っかがつらなったチェーンステッチ。太めで可愛らしいラインが描けます。

糸は2本取りにしました。

▲針を出した場所と同じ場所に針を入れます(1.2)。3から針を出したら針に糸をくるりとかけて引き抜きます

▲離れた場所にステッチする時には長く糸を渡さずに、こんな風に裏の目に通しながら移動すると裏から見た時もきれいです

▲できました!鮮やかなピンク色に白糸が映えます

■刺繍その2:クロスステッチ

クロスステッチは図案を写さずに、布の織り目を数えながら刺していきます。

糸は2本取りにし、下の写真のように糸の輪を針穴に通します。

▲玉結びはしません

▲生地の裏側。刺し始めは写真のように輪の中に針を入れて引き抜きます

▲Aの左上の部分から刺していきます

▲Aの左の斜線をつくります。クロスにせずに「\」を刺します

▲下から上に戻りながら「/」をステッチ。これでクロスになりました

▲右上から右の斜線をつくっていきます

▲右の斜線の「\」が」できました

▲下から上に戻りながらクロスにしていきます。途中でAの横線をステッチします

▲右の斜線の半分もクロスにしたらできあがり

▲刺し終わりは、玉止めはせず、裏の糸に数目くぐらせて糸を切ります

■刺繍その3:サテンステッチ

面を埋めていくサテンステッチ。すき間ができないように細かく刺していきましょう。

糸は2本取りにしました。

▲サテンステッチは目が平行になるように刺していきます

▲細い線はアウトラインステッチで。針を出した場所のすぐ近くから針を出します。一針進んで、一つ前の針穴から出して戻りながら進めます

▲面の部分はサテンステッチで

▲刺し終わったら玉結びはせずに、ステッチの間4~5目くらいに糸を通して終わりにします

▲白いハンカチ+白糸で大人っぽい印象に

刺繍が完成したら軽く水洗いをして印を落とします。

生地が完全に乾かない状態で、タオルや毛布などやわらかいものの上に刺繍した面を重ねて裏からアイロンをあてると刺繍部分がふんわり綺麗に仕上がります。

今回のアルファベットの図案は、佐藤ちひろさんの刺繍の本「アルファベット刺繍」(NHK出版)に掲載されているものを使いました。

西田もおすすめのこの本、24パターンの書体とステッチの組み合わせが紹介されていて、A~Zの実物大図案を収載されているんです。

1冊持っていると重宝しますよ。

カテゴリ:リネンバードハバーダッシェリー, Shop staff lesson

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