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17.12.29
《スタッフ買い物帖》なんでも受けとめてくれる漆の丼ぶり
私たちが愛用するアイテムをご紹介する「スタッフ買い物帖」。今回はスタッフもりたが、コホロの漆器の木合丼ぶり「4.5寸多用椀」について綴ります。
■普段使いにぴったりな木合の漆器
コホロが扱う山岸厚夫さんの漆器の素地は、木をくり抜いたものと、木の粉を固めて形を作る‘木合(もくごう)'の2種類。木合はくり抜きより安価で乾燥にも強いので、普段使いにいいなぁとずっと思っていました。(くり抜きの良さについては追々お話ししていきたいです。)
でも機能性以上に惹かれたのは山岸さんの塗り。山岸さんは普段の器にもっと漆器を取り入れてほしいとキズが目立ちにくい刷毛目を残す塗り方をしています。
根来(ねごろ)は黒漆の上に朱漆を塗り重ねたもの。使っていくと朱漆がすり減り、黒の部分が多くなります。曙はその反対で、朱漆の上に黒漆を塗り重ねたもの。使っていくと黒漆がすり減り、朱の部分が多くなっていきます。
扱いが楽といっても、雑にならないよう優しめに拭きます。
■決め手は食器棚の大きさ
自分でも山岸さんの漆の器を使ってみたいと、どれにしようか考えること数日。同じ直径サイズの合鹿碗とかなり迷いました・・・。
最終的に、家の小さな食器棚に入れることを考えて高台の低い4.5寸丼に。
■両手で包みこめるかわいい大きさ
ころんとした形がかわいい印象の4.5寸丼。両手で包みこめる大きさです。
小ぶりですが深さが8.5cmとしっかりあるのでお出汁たっぷりのうどんや具だくさんのお味噌汁にも対応してくれます。
私はもっぱら朝ごはんのおじや用。たまにカレーやスープにも。漆は油分にも強いのでカレーなど匂いが気になるものにも気兼ねせずどんどん使います。
スプーンは食べるものや気分で変えています。
お正月のお雑煮用にも。みなさま良いお年をお迎え下さい!
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