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22.09.28

《あの人のベッドリネン》布団ならではのくつろぎ感、和室のベッドルーム

リネンのある暮らしを楽しむ素敵なお家にうかがって、寝室づくりやインテリアのお話を聞かせてもらう「あの人のベッドリネン」。今回お邪魔した青木さんの寝室は和室。LIBECOのストライプ柄のリネンが、布団ならではのリラックス感ある雰囲気にぴったりでした。

■スペインで出合ったリネンの魅力

インテリアもファッションもリネンを愛用する青木さん。その出合いは留学先のヨーロッパでした。

「大学時代にスペインに留学したのですが、どのおうちもリネンを取り入れたインテリアが素敵で。色のトーンが揃っていて、ものが沢山あってもごちゃごちゃに見えないんです」 

「おしゃれもそうですね。スカーフをくしゅくしゅって巻いたり髪の毛をルーズにまとめたり、お金をかけていないのに素敵なんです。リネンの着こなしも上手で。夏の素材のイメージがありましたが、ヨーロッパの人は秋も冬も着ていました。

リネンはシンプルだけど洗練されていて、天然のものならではの美しさがありますよね。20歳くらいの何でも受け入れられる時期だったので、とても影響を受けました。そこから好きなものはずっと変わっていない気がします」

青木家のインテリアのメインカラーはグリーンです。

それを象徴するのが、ソファに掛けた若草色のリネンのマルチカバー。クッションカバーはそのグリーンに合わせてセレクトされています。お邪魔した日にセットされていたのが、涼しげなリネンと柄物の組み合わせ。春夏シーズンのコーディネートです。

秋冬用も見せてもらいました。それが右側です。こちらはLIBECOのナポリヴィンテージシリーズのリネンで、以前六本木にあった私たちのお店で購入されたものです。

ナポリヴィンテージはカラーバリエーションが豊富なシリーズ。ヨーロッパならではの何ともいえない色が店内にずらっと並ぶ様子がイメージにぴったりだったのだとか。

▲左が春夏、右が秋冬のクッションカバー。同じリネンでも表情が違います

テーブルクロスもグリーン系が多いそう。この日はヴィンテージマリメッコのグリーンチェックのクロスがかけられていました。

テーブルクロスはこんなにも充実。季節やシーンに合わせて、布を使ったインテリアを楽しまれています。

■多様なテイストが調和したインテリア

ヨーロッパのアイテムだけではなく、アジアのテイストも取り入れているのが青木家のインテリアの特徴です。

「いかにもヨーロッパって感じは、日本の家には合いにくいと思って。日本に駐在している欧米の方のインテリアって、アジアのものがミックスされていて素敵ですよね。そんな雰囲気を目指しています」

北欧ヴィンテージのダイニングチェアとテーブル、新居猛さんのニーチェア、バリのリゾートを感じさせるバトラーズトレイやアタ編みのかご……家具も雑貨も間に合わせで妥協せず、どれも想い描いたものが見つかるまで探し続けたものです。

「執着心がすごいですよね(笑)でもずっと探していると出合えるんですよ」と青木さん。要素はさまざまですが、色につながりを持たせ、何より選ぶ軸があるのですべてが調和しています。

▲仲良く並ぶイッタラバード。グリーン×赤の組み合わせが印象的 
▲ニーチェアもレンガ色のような赤をセレクト
▲グリーンベースのキリムがマルチカバーとチェアの色をつなげます

■布団だからつくれるくつろぎの空間

冒頭でもお伝えしましたが、青木家の寝室は和室。リビングルームの両サイドが和室で、東向きのテラスに面した一室で明るい朝を迎えます。

お使いいただいているのは、LIBECOノッティングヒルシリーズのデュベカバーピローケース。グレーがかったブラウンベースに赤のラインを入れた配色が「インテリアの雰囲気に合いそう」とセレクトされました。

シックな茶色になじむように、シーツはヘリテージシリーズのフラックスカラーをご提案しました。お使いの11㎝厚のマットレスにセットしやすい、フィッテッドタイプのシングルサイズです。

これまで和室でLIBECOのベッドリネンを見たことがなかったのですが、今回拝見しその相性のよさを感じました。畳と障子、そしてリネン。自然素材同士の組み合わせだからでしょうか。

文机と収納用のかごで構成されたローインテリアに、ノッティングヒルの落ち着いたカラーリング。一日の疲れを忘れさせてくれそうなリラックス感は、和の空間だからこそつくれる雰囲気なのでは。

もともとリネンの寝具をお使いだった青木さん。

「さらりとした肌触りがいいですよね。暑いときでも寒いときでも快適なので一年じゅう使っています。

ノッティングヒルは渋めの色なので室内が暗くならないか気掛かりでしたが、この部屋に合っていてよかったです。毎晩布団に入るときにこれにしてよかったなって思ってるんですよ」

「柄物の寝具は久しぶりです。以前イギリスのブランドでコットンの花柄を使ったことがありますが、リネンを使うようになってからはずっと無地です。

リネンでいい柄がなかなかなかったのですが、ノッティングヒルは上品で落ち着いた感じがいいですね」

無造作にくしゃっておいた時のリネンの雰囲気が好きだとおっしゃっていた青木さん。洗いざらしのベッドリネンが自然光を受けて、波打つような美しいしわを描いていました。

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カテゴリ:あの人のベッドリネン, エンベロープの寝具店, TLB HOME

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