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20.07.29
《スタッフ買い物帖》お米からできたエタノールで、ハンドジェルづくり
私たちが愛用するアイテムをご紹介する「スタッフ買い物帖」。今回はスタッフいしかわが、FERMENSTATIONの「お米からできたエタノール」でハンドジェルをつくりました。
■アロマハンドジェルづくりに挑戦
今年の春から暮らしの中でぐっと身近になったエタノール(アルコール)。清潔を保つために、携帯用のスプレーやジェルを持っているかたも多いのではないでしょうか。
今回、エンベロープで取り扱う「お米からできたエタノール 」を生産するFERMENSTATION(ファーメンステーション)の代表・酒井さんから「エタノールでハンドジェルもつくれるんですよ」という話を聞いて、実際につくってみました。
<用意するもの>※ 50mlのボトル相当分
・「お米で出来たエタノール」 20ml
・精製水 20ml
・グリセリン 2g
・キサンタンガム 小さじ1/5
・お好きなエッセンシャルオイル 2~3滴
・ソフトボトル容器(PE、PP、PVCなどアルコール対応のもの)
※私は小分けにするため、20mlのボトルを3本用意しました。
・ガラス容器
・混ぜるためのガラス棒など
<つくりかた>
(1)ガラス容器に、精製水とグリセリンをいれて軽くかき混ぜ、次にキサンタンガムを加えてよく混ぜる。
(2)エタノールを2回に分けて加えて混ぜる。
(3)お好みで精油を2~3滴加える。
(4)ボトルに詰め替えて、よく振って、完成。
■わざわざ「お米からできたエタノール」を使う理由
ここからは少し堅い内容になりますが、私がなんで「お米からできたエタノール」を愛用しているかの話を。
みなさまは、何かを買う時にたくさんの選択肢がある場合、何を基準に選びますか。私の場合は、一番に「ものがつくられる背景」を大切にしたいと思っています。
何が原料なのか、どうやってつくられてるのか、どんな人がつくっているのか。「背景」と一言で言っても様々な要素があると思いますが、支持できるもの・ことに対してお金を払いたい。日々の買い物全てにおいて実践できている…とは言えませんが、できる範囲でそんな意識をもつようにしています。
そういった前提でエタノールについて考えてみると、エタノールってそもそもどうやってつくられたかなんて想像すらされない類のものだと気づきました。
手に入り辛い時期もありましたが、最近はスーパーやドラッグストアに大体置いてあります。たくさんの選択肢があるのだけど、とっても選び辛い。というか、情報がない(求められてない)ですよね。
そんな中で 「お米からできたエタノール」は、エタノール界(?)では少し変わり者かもしれません。世の中に売っているエタノールと比べると決して安いものではないですが、以下の2点から私は日常的に使うようになりました。
●原料がはっきりとしている
●ものづくりに、社会的な意義がある(=岩手の休耕田の活用)
原料が岩手のお米とはっきりとしているだけでなく、いつどこで収穫されたかまで分かることに、つくり手の思いや誠実さが現れています。おかげで、ずっと工業製品だと思っていたエタノールが、ぐっと身近に感じるようになりました。
また、日常的に消費するようになったからこそ、その消費が消費以上の意味を持つのであれば嬉しいこと。休耕田の活用というよい循環のサイクルに、微力ながら参画できている気がするのです。(FERMENSTATIONの取り組みについて、詳しくはこちらの取材記事に書かれています。)
そういうわけで、自宅での職場でもこのエタノールを精製水で70%に希釈したスプレーを常備して使っています。
■いつも鞄にいれてます
今回3本つくったハンドジェルは、ひとつは家族へ、ひとつは同僚へ、ひとつは自分用にしました。
今回かなり小さめのボトルを選んだので、持ち運びにぴったり。精油のよい香りがするので、手になじませたあとにそのまま首に触れて香水代わりとしても楽しんでいます。
エタノールスプレーやハンドジェルのような消耗品も、意思をもって選んだことで愛着が湧いて大切に使おうという気になります。これからも何てことない身のまわりのものでも少しずつ、こういう考え方で選んでいきたいなと思っています。
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