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17.07.19
《SHOP STAFF LESSON vol.02》改めて知りたい、リネンのこと 前半:リネンのキホンと賢いところ
暮らしについておしゃれについて、ショップスタッフがレクチャーする連載「SHOP STAFF LESSON」。今回のテーマは「改めて知りたい、リネンのこと」です。その独特なシワ感や風合いに魅了されて、私たちスタッフも大好きな素材、リネン。リネンバードのスタッフに、リネンのキホンや賢いところ、意外と簡単なお手入れについて教えてもらいました。
■リネンバードスタッフに教えてもらいました
リネンのあれこれについて教えてもらったのは、2003年に二子玉川にオープンしたリネン専門店「リネンバード」。キッチン、テーブル、ベッド、バスまわりの暮らしを彩る製品とリネン生地や手芸材料をそろえています。今回の先生はスタッフあべ。店舗での接客を経て、現在はバックオフィスで働いています。
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▲二子玉川駅より徒歩約3分、リネンバード二子玉川店。1階はキッチン、テーブル、ベッド、バスまわりのリネン製品をご紹介する「ホーム」、地下はリネン生地や手芸材料・道具がぎゅっと詰まった「ハバーダッシェリー」
■リネンって麻のこと?
エンベロープ:「麻もリネンも、ここ数年で洋服から生活雑貨まで、街を歩いているとさまざまなところで見かけるようになった気がします。この2つは同じものなんですか?」
スタッフあべ:「麻=リネンと混同されがちですが、麻にはたくさんの種類があって、リネンはその中のひとつ。漢字で“亜麻(アマ)”と書きます。ラミー(苧麻)やヘンプ(大麻)と同じ“麻”でも、まったく異なる種類の植物から作られているんですよ」
エンベロープ:「麻にもいろいろあるのですね。見分け方ってありますか?」
スタッフあべ:「品質表示で“麻”と表示できるのは“リネン”と“ラミー”の2種類だけなんです。麻と聞くとチクチクした夏の素材で、シワになりやすいイメージがありますが、それは恐らくラミーの方。リネンは触るとなめらかでチクチクしませんし、パキっとしたシワはつきません。あと、ラミーの糸は切れにくく効率よく生産できるので、リネンよりかなり低い価格が設定されていることが多いです」
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▲リネンの原料となるフラックスの花。茎に含まれる繊維で糸を紡ぎます
■ベルギーとかリトアニアとか、産地による違いって?
エンベロープ:「ベルギーリネンとかリトアニアリネンとかよく聞きますが、産地による違いってあるんですか?」
スタッフあべ:「土壌が異なるので、つくられるリネンも少しずつ特徴が異なります。フランダース地方(オランダ南部、ベルギー西部、フランス北部)は良質なリネンの産地が集まっていて、ベルギーやフランスのリネンは最高級と言われています。リトアニアも品質が高いことで有名で、ネップと言われるリネン特有の糸の節が少し多くて、より素朴なイメージです」
エンベロープ:「最近、国産のリネンもよく見かけますよね」
スタッフあべ:「原産国表示は最終的に製品にした場所なので、たぶん糸は海外のものだと思いますよ。比較的寒い地方である必要があるのと、リネンは毎年作り続けていると収穫量が減り品質が落ちるので、6~7年の輪作を行います。だから広大な土地が必要で、日本でフラックスから生産するのは難しいんです」
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▲エンベロープで取り扱っているキッチンクロスたちも、原産国はさまざま。左から、LIBECO コンフィチュール(ベルギー製)、トーションレインボー(フランス製)、COOVA 刺し子クロス(日本製)
■コットンと何が違うの?
エンベロープ:「ずばり、リネンの賢いところを改めて教えてください。コットンとどう違うんですか?」
スタッフあべ:「独特のシャリ感や肌触りだけじゃなく、機能性も抜群の働き者なんですよ」
1.あっという間に乾いちゃう、速乾性
スタッフあべ:「まず、速乾性が抜群。コットンなど他の素材と比べてあっという間に乾きます。生乾きになりにくいから衛生的ですし、汗をかいてもさらっとした肌触りが続くので、特にベッドリネンを取り入れると皆さんコットンには戻れなくなるんです」
エンベロープ:「それは洋服でも実感します!」
スタッフあべ:「キッチンクロスも部屋の中で干しておくだけですぐ乾いちゃいますよね」
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▲キッチンクロスは使い終わったらこんな風に掛けておくだけで、次の洗いもののときには乾いています。毎回ざぶざぶ洗ってから掛けて置けば、洗濯しなくても大丈夫という声も
2.吸水性はコットンの4倍
スタッフあべ:「リネンはコットンの4倍の吸水性で、とにかく水を良く吸います。リネンのタオルは薄手のものが多いですが、吸水性が高いからこそ薄くできるんですよね」
エンベロープ:「薄いから大丈夫かな?って不安になる方もいそうですが、リネンだからこその薄さなんですね」
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▲ワッフルタオル ネリンガだったら、バスタオル6枚、フェイスタオル3枚でこのボリューム感。浴室の収納もすっきりしそうです
3.長く使えて、どんどん柔らかくなる
スタッフあべ:「天然繊維の中で一番丈夫で、濡れると強度が増します。洗濯を繰り返すとどんどんガーゼのように柔らかくなっていくので愛着も湧きますし、育てる楽しさがあるんです」
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▲阿部の私物を見せてもらいました。左上から時計回りに、LIBECO コンフィチュール、LIBECO イエール(廃番)、LIBECO ポルティシオ、コンランショップで購入したリネン、LIBECO ディエップ(廃番)、LIBECO ハドソン(廃番)
エンベロープ:「あべ家のキッチンクロスコレクション、くたっとしたこなれ感がたまらないです…」
スタッフあべ:「左上のコンフィチュールが7年前に買ったもので、一番古株です。でも、この前別のスタッフの10年もののコンフィチュールを触ったら、私のよりずっと柔らかくて!あの柔らかさを目指して、まだまだ育てていきますよ」
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▲左は7年使用、右は新品。リネン信者は新品と取り替えてくれると言われても断るのだそう
4.夏は涼しく、冬は暖かい
スタッフあべ:「リネンは汗をすぐ吸ってすぐ乾くし、本当に夏にぴったり。でも、夏だけじゃなくて、冬はニットカーディガンに重ねるとコットンより暖かいんですよ。繊維の中に空気をため込む性質があるので、保温性も高いんです」
エンベロープ:「冬にもいいって、初めて聞きました。質感が好きなので冬も着てましたが、機能的にも正解だったんですね」
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▲長袖のリネンブラウスを、夏は袖をまくって一枚でさらりと、冬はニットと重ねれば一年中着れるそう
スタッフあべ:「うちは子どもが汗っかきなので、ズボンはリネンの生地を買って作っちゃいます。大きめに作れば長く着れますし、今の季節でも快適そうですよ」
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▲手作りのリネンのズボンたち。特に夏は汗を吸ってくれるので、あせも予防にも
関連記事:《SHOP STAFF LESSON vol.02》改めて知りたい、リネンのこと 後半:意外とかんたん、リネンのお手入れ
カテゴリ:リネンバード, リネンバードハバーダッシェリー, TLB HOME, Shop staff lesson
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