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17.07.21
《SHOP STAFF LESSON vol.02》改めて知りたい、リネンのこと 後半:意外とかんたん、リネンのお手入れ法
暮らしについておしゃれについて、ショップスタッフがレクチャーする連載「SHOP STAFF LESSON」。第2回目のテーマは「改めて知りたい、リネンのこと」です。後半では、意外とかんたんなリネンのお手入れ方法についてお届けします。
■リネンだからって、気にしすぎない
前半に引き続き、先生はリネン専門店「リネンバード」スタッフのあべ。リネンの魅力を引き出しながら5年、10年と長い間育てていくための、お手入れの5つのコツを聞きました。
《コツ1》 使う前にまず洗う
エンベロープ:「新品のリネン、まずやった方がいいことってありますか?」
スタッフあべ:「まずは、洗濯機で普通に洗ってください。リネンは縫製しやすくしたり汚れをつきにくくするために、糊(のり)付けされていることがあるので、それを落としましょう」
エンベロープ:「確かに、先日キッチンタオル“コンフィチュール”を買ったらパリパリでした」
スタッフあべ:「コンフィチュールのように糊の強いものは、洗濯機の前にさらにぬるま湯で糊を落とすと良いですよ」
《コツ2》 洗濯のコツは「脱水は軽めで」
エンベロープ:「洗濯するときのポイントってありますか?」
スタッフあべ:「あまり神経質にならずに、ネットに入れて普段使っている洗剤を使ってください。一番大切なのは、脱水は軽めにということ。そうするとシワがつきにくくなります」
《コツ3》 シミには酸素系漂白剤を
エンベロープ:「キッチンクロスを使っていると、シミがすぐつくのが気になります」
スタッフあべ:「薄いシミや小さなシミだったら、リネンって繰り返し洗うとだんだんと白くなるので、だんだん薄くなって気にならなくなりますよ」
エンベロープ:「それでもすぐに落としたい!っていうときは、どうすれば良いですか?」
スタッフあべ:「塩素系の漂白剤は生地が傷むので、色柄用の酸素系漂白剤で落としてください。シミがついたらすぐに対処するのがポイントです」
《コツ4》 できれば日陰で、シワを伸ばして干しましょう
エンベロープ:「干すときのポイントはありますか?」
スタッフあべ:「リネンも日焼けをするので、できれば日陰がおすすめです。このときに、手でシワを伸ばしながら干せば、アイロンいらずです」
エンベロープ:「前に乾燥機にかけたら、すごく縮んでしまいました」
スタッフあべ:「乾燥機は基本的にはNGです。繊維が傷んで、びっくりするくらい縮みます。でも、新品のものでも何年も使ったような柔らかさが味わえるので、あくまでも裏技として使うのは良いかも…でもおすすめはしません!」
《コツ5》 シワが気になったら
エンベロープ:「リネンの自然なシワ感は好きなのですが、それでもシワが気になるときがあります」
スタッフあべ:「好みによりますが、洗いざらしの自然なシワの風合いはリネンの魅力ですよね。日常使いの洋服だったら、寝る前に霧吹きでたくさん水分を与えてから手で伸ばせば、朝にはきれいに伸びていますよ。私は朝出かける前に霧吹きでシワ伸ばしをして、半乾きで着ちゃうときも。リネンは速乾性なので、歩いているうちにすぐに乾いちゃいます」
スタッフあべ:「ピシッと伸ばしたいときは、適度に水分を与えながらアイロンをかけてください。半乾きの状態でアイロンがけをするのが、一番シワが伸びます」
***
リネンはその独特なシワ感や柔らかさから、漠然と“雰囲気の良い素材”というイメージはありましたが、機能的にもとっても優れた素材だということがわかりました。夏真っ盛りの今は、リネンが一番活躍する季節。生活の中に、ぜひ取り入れてみてくださいね。(インタビュー担当のスタッフIは、一度体験すると離れられないというリネンシーツに切り替えようかと検討中です!)
関連記事:《SHOP STAFF LESSON vol.02》改めて知りたい、リネンのこと 前半:リネンのキホンと賢いところ
カテゴリ:リネンバード, TLB HOME, Shop staff lesson
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