イベント・ニュースや読みもの note

ものの先をたどると、そこにはつくる人がいます。「木曜日のエッセイ」はものをつくる人とみなさまをつなぐ、おたより。エンベロープでご紹介している作家やブランドに焦点をあて、スタッフが思い入れとともにご紹介します。
vol.26 自然や環境に優しいものづくりを目指すFREEMAN--B
第26回目は、モンゴルの遊牧民が育てるカシミヤ山羊のめぐみをいかし、自然や環境に優しいものづくりを目指すニットブランドFREEMAN--B(フリーマン)です。

カシミヤ100%のアイテムを軸にするフリーマン。お取り扱いはインナーから始まり、今ではアウターなどたくさんのアイテムをご紹介できるようになりました。
上質な素材だけではなく、純粋に身につけたいと思うデザインも大きな魅力。
毎年冬のご紹介に向け、スタッフ数名でお借りしたサンプルを試してみるのですが、さりげないデザインだから不思議とどのスタッフにも似合うんです。
流行や年齢にとらわれることなく、装うこと自体の楽しさを思い起こさせてくれるようなブランドです。

素材は土に還り循環していくこと、動物を傷つけることがないこと、地球環境にできる限り配慮した会社にすること。代表の柿岡さんはこの想いのもと、フリーマンをスタートさせました。
親戚の工場がカシミヤの製品をつくっていたことから物語は始まったのですが、親戚とはいえ、取引できるようになるまで相当の時間がかかったそう。それほど、このカシミヤは関わる人みんなが大切に想う存在。
モンゴルで過ごす山羊たち、そのカシミヤ山羊を家族の一員として大切に育てる遊牧民の方々、そして形にするフリーマン……冬が近づくたび、関わる方の顔が見えるようなニットをご紹介できる喜びを感じています。
(エンベロープスタッフこやま)
◆ pick up item ◆

リブライトセーター
一見シンプルでありながら、絶妙に横に開いたネックラインやサイドのスリット、一枚で着て様になる要素が詰まった一枚です。
インナー用の細い糸を使い弾力あるリブ編みで仕上げられた生地は、着心地のよさも感じられます。

ゆる編み天竺ストール 大
顔まわりにも触れるストールは心地よいものを選びたいもの。柔らかくふわりとしたカシミヤはちょっと肌寒いときや薄手のアウターの時期にも使えます。
フリンジがなくスマートな印象なので、レッドなどの明るい色でも子供っぽくなりません。
関連記事

《つくり手ファイル》深い結びつきが生む、あたたかなカシミヤのニット/FREEMAN--B 柿岡恵さん


-
《木曜日のエッセイ》vol.32 イタリア・サルデーニャ島の伝統の布織物が息づくインテリアブランド「ANTOTE」
-
《木曜日のエッセイ》vol.31 つながりを感じる手染め糸「マノス デル ウルグアイ」
-
《木曜日のエッセイ》vol.30 玄米を食卓の選択肢に。魅力を伝え続ける「まるざ発芽玄米研究所」
-
《SHOP EVENT NEWS》LISETTE リネンを纏う-クラシカルな服と暮らし-/阪急神戸店
-
《SHOP EVENT NEWS》MOORIT WORK ROOM・リネンバード北浜/松田紗和「糸で作る文様 マクラメレースのアクセサリー」展
-
《SHOP EVENT NEWS》コホロ淀屋橋/iroiro at コホロ