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22.03.01

《スタッフ買い物帖》カーテンクリップで留めるだけ。「パナレア」で寝室のカーテンづくり

私たちが愛用するアイテムをご紹介する「スタッフ買い物帖」。今回は手芸ビギナーのスタッフいしかわが、LIBECOのリネン「パナレア」で4辺縫うだけのカーテンづくりに挑戦しました。

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■永遠のビギナーの私でも

手芸や編み物に関するものを取り扱うお店にいるけど、私がミシンを動かすのは年に1回のペース。だからなかなか技術は上達せず、永遠のビギナーです。直線縫いしかできないので、今までも2辺縫っただけのテーブルランナーとか、もはやミシンや針さえ使わないストールづくりとか、技術がなくてもできる簡単なものをつくります。

▲4年前につくったこちらのストールは、今も愛用しています

昨年末、寝室のカーテンを変えたいのでリネンバードでオーダーしようかなと生地を選んでいたところ、お店のスタッフに「カーテンクリップを使えば簡単につくれるよ」と教えてもらいました。布をクリップで吊るすだけなので4辺縫うだけでよいとのこと。写真を見せてもらったところ、オーダーカーテンのドレープ感とはまた違ったシンプルでラフな雰囲気も素敵です。

▲リネンバード二子玉川店にもサンプルがあります

これなら、私でもできそう!

そんなわけで、今年のお正月休みは、カーテンづくりにチャレンジしてみました。

■まずはサイズだしと布選び

今回つくるのは、腰窓と出窓の2箇所の両開きカーテン。まずはじめに、必要な布の大きさを計算しなければいけません。自分で色々調べた結果、以下の考え方で算出しました。(詳しくはこちらの記事の“■2種類の留め方で楽しむ、カフェカーテン”の段落がわかりやすかったです。)

〇幅はカーテンレールの1.3倍にする。
〇高さは窓サイズの1.1倍(上はカーテンレールのクリップから測ります。家で気軽に洗いたいため、縮みを考慮して長めに……)。
〇縫い代は1.5cmの3つ折り。一番下の辺だけ、10cmの3つ折り。

選んだリネンは、「LIBECO パナレア」のオイスター。リビングのカーテンは「LIBECO フローレンス」ですが、寝室なので一段階厚みがあるものにしました。

ご参考までに、我が家の窓に必要なサイズはこうやって計算しました。

・腰窓
窓サイズ:幅192cm(96cm+96cm)×高さ140cm
→(1枚あたり)幅は96×1.3+縫い代2.5cm×2≒130cm・高さは140×1.1+縫い代2.5cm+縫い代11cm≒168cm …①

・出窓
窓サイズ:幅136cm(68cm+68cm)×高さ108cm
→(1枚あたり)幅は68×1.3+縫い代2.5cm×2≒93cm・高さは108×1.1+縫い代2.5cm+縫い代11cm≒132cm …②

パナレアは幅145cmなので、①を2枚、②を2枚とろうと思うと522cm必要ということになります。

■3日間かけてつくりました

【1日目:下準備】

まず、「地直し」からはじめます。生地をたっぷりの水に1~2時間つけてから、軽く脱水して干します。(詳しい方法はこちらの記事に載っています。)

数時間干したら、半乾きの状態でアイロンがけを。経糸と横糸を本来の位置に戻すように、布目に沿って丁寧に押さえるようにかけるのがコツだそう。

正直、この工程が想像以上に大変……!こんなに大きな布をアイロンするのは初めてだったので、かなり時間がかかってしまいました。何とか全面かけ終わった頃にふと窓の外を見ると、真っ暗。全然進まなかった!と思いつつも、1日目は終了です。

【2日目:まだまだ下準備】

布を裁断して、三つ折りで縫うためのアイロンがけをします。

▲目に沿ってまっすぐ裁断するために、糸を引き抜くのがおすすめ
▲引き抜いた糸の跡を切っていきます

今回、三つ折り縫いの下準備のため、アイロン定規をつくってみました。1本目の折り目は1cmで、2本目の折り目は1.5cmでアイロンをかけていきます。

大きな布4枚の4辺を三つ折りする訳だから、この作業もなかなか時間がかかります。なんとかかけ終わったので、マチ針で留めていきます。

【3日目:ひたすら直線縫い】

3日目にしてやっと、ミシンの出番。いざ、縫い始めます!

ここまで来れば早いもので、途中で重ねた布がずれてほどいたりもしましたが、何とか4方を縫うことができました。カーテンクリップをつけて、完成です。

■寝室にかけてみました

ただ直線縫いしただけだけど、それでも苦労して仕上げたカーテン。サイズを間違えていたらどうしようとどきどきしながらも、窓にかけてみました。

まずは、腰窓から。

なかなかよい感じではないでしょうか。

▲幅は窓幅の1.3倍にしましたが、思ったよりゆとりがあったので1.2倍でもよかったかも。洗って縮んだら、ちょうどよくなりそうです

次に、出窓。

▲縮みを考慮して、最初は引きずるほどの長めで仕上げました
▲透け具合はこれくらい。リネンのざっくりとした風合いがたまらなくよいです

毎朝カーテンに触れるたびに、ああ、よい触り心地……と気分よく一日がスタートできるようになりました。よくよく見ると粗はありますが、初めてのカーテンづくりにしては上出来だと自画自賛してしまいます。

美味しい食材さえあれば、シンプルに塩をして焼くだけでとっておきの料理になりますよね。それと同じで、手芸もとっておきの布さえ手に入れれば、シンプルなものをつくるだけで満足度が高いものができるものだな……なんてことを改めて思いました。

時間は少しかかるけれど、ソーイング初心者でもできる手づくりカーテン。今回のレポートがチャレンジしてみたいという方の参考になれば嬉しいです。

この記事で紹介したアイテム

カテゴリ:リネンバードハバーダッシェリー, スタッフ買い物帖

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